国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

見えているものほど遠い。

Don't Look Back in Anger

 

どもども、ひゃくとんです。

 

冬休みも過ぎ。

暦上は既に春となっておりますが、まだまだ寒いですな。

 

かといって。

気を抜くと突然、初夏の陽気になったりして。

道路にもまだ蜃気楼が見え隠れ。

早く程よく涼しくなってほしい。

オアシス希望。

 

蜃気楼といえば。

職場での会話で、

「見えているものの方が意外と遠かったりするよね」

という話題となりまして。

 

たとえば。

スカイツリーとか。

山の山頂とか。

見えてはいて、近くにあるようで、

実際に根元やそのてっぺんまで近づこうとすると意外と遠い、

みたいな感覚になること、ありませんか?(´・ω・`)

 

大小遠近法に基づくならば。

おなじ大きさでも、遠くのもののほうが小さく見えるはずですが。

逆に、見えているんだから近くにあるんだろうという心理的錯覚で、

目標を見誤ることもあるのでしょうかね。

 

物理的な運動視差の影響も大きいとは思いますが。

如何せん見ている分、心と実体とが結びつかないというか。

心理的な距離感?みたいなものに悩むことが多々あり。

なんだか言葉にすると難しい(ノД`)・゜・。

 

あ。

走り始めより、

ゴールテープが見えているときの方が、

心情的にはつらくなるみたいな感じ。

 

ゲームなんかやっていても、

ラスボスの最期の手前で、

急に不安になったりやる気が無くなってしまったり。

 

仕事の目標なんかもそうで、

人間関係なんかでも、なんとなく同じ感覚に陥ることが多く。

パーソナルスペースというか。

ATフィールドというか。

 

自分の中で、ある程度の関係になれたら、

それ以上は踏み込んでいけなくなってしまうんですよ。

 

仲良くなりたくないわけじゃなく。

むしろ近づきたいのに物凄く遠く感じてしまって。

 

いつまでもたどり着けないような。

届いてしまったらどうなってしまうんだろうというか。

 

ちなみに。

脳の障害によって、

ものが大きくみえたり小さく見えたりする

不思議の国のアリス症候群」

なんて病気もあったりします。

人体って不思議ですね。

 

いずれにしても。

物理だろうが心理だろうが。

距離感を間違えてしまうが故に発生する諸々を避けていると。

自分の杓子定規でしか考えられなくなってしまい。

不正確な目測しかできなくなってしまうことも重々承知はしているんです。

 

だからといって。

行き当たりばったりで距離を詰めようとして、

急にぶつかってしまったり。

結構、全力で近づいたと思ったら、

まだまだ全然遠くであったり。

 

見えているということは。

その輪郭だけでも掴もうとしている証拠なのでしょうか。

 

遠くに感じているということは。

傍に居たいという揺らめきなのでしょうか。

 

見えていないけど近くにあるもの。

見えているけれども遠くにあるもの。

 

世の中との位置関係に悶絶しつつ。

今日もグダグダとメジャーをいじって生活しております(´・ω・`)

のぎすぎすぎす。