国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

父の膝と、煙草。

プカ プカ プカ プカ 

 

どもども、ひゃくとんです。

 

最近行った焼肉屋さん。

わざわざトイレ前に喫煙室が設けられていて。

 

喫煙室があるだけでも珍しいのに、

そもそも排煙フード*1だらけなのに、

敢えて分煙しているの凄いと感心してしまった豚です。

もくもく。

 

自分は煙草を全く吸わないのですが。

あまりにも吸える場所が少なすぎて、

少し可哀そうだな、とも思うひゃくとんです(´Д`)

 

というのも。

父が1日20本は吸う結構な喫煙者で。

『死んだら線香代わりにタバコが良い』

などと普段から宣っておりますが。

 

旅行先でもレストランでも宿泊先でも。

あまりに禁煙過ぎて、いつも父だけ煙草を吸いに移動しています。

世知辛い世の中ですな。

 

父といえば。

小さい頃から冗談が好きで、

幼く純朴な息子娘たちをよくからかっては喜んでいたのですが。

 

そんな父の左膝の内側には。

ちょうど小指大ほどの、まぁるい古傷がありまして。

 

「どこでケガしたの?」

と恐る恐る聞くと。

『戦争で、撃たれたんだよ』

と父。

 

当時は愚直に、

父親も戦争で戦ってくれたんだ……!

と存亡の眼差しで見ておりました。

 

時が経ち。

たまたま、そのときの話題を思い出し。

父に戦争話を聞こうとしたら案の定、爆笑。

 

まあ。

後にも先にも、

母からも父の徴兵話は聞いたことがなかったので、

幸いにもずっと国内にいたことは確かなのですが。

結局、あの傷はなんだのかと再度聞いてみたところ。

 

『寝タバコだよ?(´_ゝ`)』

 

とのこと。

 

。。。

 

人生というものは。

煙が目に染みて。

苦くて黒く染まるものなのですね。

 

気が付いていないだけで。

未だに勘違いしたままに事象があるかもしれぬ。

 

ああ。

これだから辞められませんな、ブログは。

ぷはーっ!

*1:七輪の真上にある空気を吸う筒