2024-04-25 月の咲く夜に。 エッセイ 夜 道路を挟んで 連なる公園 ベンチには冬が座っている 橋の両端には 営みと遊園地 作られた緑 自然な赤 そこに偽りはない 過ごしてきた日々を水平線へ 雨はまた昇るように 日は何度も沈む 積み重なる つちかさなる 表だけ照らされる心 裏側もきっと同じ模様 美しい縫包たちよ 欠伸をしている場合じゃない ほら 月が咲いているよ