国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

すばらしきこのせかい、と鍔迫り合い。

嗚呼、世界はこんなにも。

どもども、ひゃくとんです。

 

むんむんと湿気の強い日々が強い七月。

メガネ族である私は、温室と冷室を移動するたびにレンズが曇り。

 

人生と同じく。

右も左も分からない日々が続いております。

一寸先は闇。

 

眼鏡と言えば。

ちょうど「なんか世界が見えづらいな(;^ω^)」と感じ始めたのが中学1年生の頃で。

読書好きであった私には活字が読めない日々ほどの苦痛はなく、

すぐに両親に相談しメガネを購入。

 

問題は部活動で。

当時、剣道部に入っていたひゃくとん、

同じタイミングで、ゴーグルみたいな競技用メガネも購入してもらったのですが。

 

いやはや。

曇る曇る。

 

時代的にも金額的にもコンタクトが許されなかったので、

メガネ剣道は諦め、義務教育中は気合で裸眼試合を続けていたのです。

(両親、ごめんなさい)

いよいよ高校生となり、コンタクトレンズ解禁。

進級後も剣道を続けようと思っていたので、

念願の視界良好剣道ライフに胸も高まっていたのですが。

 

あのですね。

見え過ぎるんですよ。

 

剣道って、面と向かって戦うじゃないですか。

視力も弱い私は、なんとなく相手の面をぼやっと全体的に見ながら、

スポーツしていたわけです。

 

が。

いざ、しっかり見えるようになると。

 

対戦相手と。

めっちゃ目が合うんです!!!!(当然)

 

え?

今までの先輩後輩も。

先生も対戦相手も。

こんな風にガンつけて剣道してたん?(; ・`д・´)

 

てな感じに、

これは当時のひゃくとんにはかなり衝撃的で。

めっちゃ真剣に睨まれて剣道をしていた事実に動揺を隠せず。

 

それからというもの。

蛇に睨まれた蛙が如く。

めちゃんこ視線が気になってしまい。

片想いの相手でもないのに目を逸らす剣道の日々。

 

視線を外せば、どこを打とうかバレてしまうので、

迂闊に手元やほかの部位を見るわけにいかず。

かといって。

今までこんなに人と視線を合わせることもなく剣道していたので、

急に別のスポーツのように感じるくらいには、

恥ずかしいったらありゃしない。

 

鍔(つば)迫り合いなんてことになったら、もう。

素直におしゃべりできない(´_ゝ`)

※剣道とーさん日記様より

https://www.kendo-tosan.com/2020/12/Tsubazeriaiwith%20corona.html

 

以前、中学の後輩に

「ひゃくとん先輩はどこを狙っているのか読めない」

と言われたのは視線の問題だったのかもしれません。

 

なんていいながらも。

稽古が進み、疲労が溜まってくれば目と目が合うことなんて構っていられず。

いつの間にかアイズ・ミーツ・剣道にも慣れてしまいましたねえ。

瞳の中の暗殺者。

 

かつて。

バンプオブチキンの藤原さんも。

『初めてメガネをかけてみたとき、あまりに景色が見え過ぎたために、

違和感と恐怖を感じてすぐに外した』

というエピソードがあるそうで。

 

世の中って、

見え過ぎて悪いこともあるんだなあと。

 

今ではすっかり身体の一部となった、

メガネをふきふきしながら、

そんなことを考えておりまする。

めんめんめがね!