国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

陽キャ、陰キャ。

世界の無料写真

どんなに深い闇でも、その奥には必ず光がある。

 

どもども、ひゃくとんです。

 

最近、どんどん日が落ちるのが早くなってきましたね。

薄暗がりに出勤したかと思えば、建物を出る頃にはもう真っ暗。

闇に飲まれよ。

 

個人的には。

寒いのは苦手ですが夜は結構好きなので、秋の夜長を気ままに楽しみたいと思います。

この前の皆既月食然り、夜景も長く見ていられますもんね。

目指せ100万ドル。

 

夜景といえば。

今年に入って弟の結婚式があり、お呼ばれして出席してきました。

 

所謂ホテル婚で、高層ビル上層階の式場でしたので、

前泊し部屋から見えた夜景がものすごく綺麗でした!

煌めく街中を追壊しそれ以上に優美な当日の弟の晴れ姿に。

少しウルウル。

 

ちょっと脱線しますが。

ひゃくとんの弟。

めっちゃ陽キャなんですよ。

 

しかも。

似たもの同士か類友か。

奥様もめちゃんこ陽の者なんですよね。

 

友人の多い新郎新婦は、それはそれは盛大に、

皆からの祝福を受けて私も感慨深く楽しませて頂きました。

 

ただ。

嫌味でも僻みでもなく。

私自身は、自他共に認める陰キャなもので。

誇張なくウェイウェイな雰囲気にかなり圧倒されて……。

気苦労以上に疲れてしまったのも事実でした。

 

いや!

楽しかったんですよ!?( ゚Д゚)(強調)

 

でも。

もしかしたら。

同じように“陰”を自負している方には伝わるのかな、と。

 

湿気に慣れ過ぎて太陽の光が余計に眩しく感じるような。

それくらい、陽の持つパワーって凄いんですよ。

 

おはよう!と呟けばいいね!が膨れ上がり。

煌びやかな人生を露いささかも残さずSNSにアップし、

共有しては閲覧者にも笑顔を提供し皆でハッピーという人生を歩んできたポジ集団。

野次は当然、高砂では宛ら運動部の飲み会のようなコール。

弟、顔が赤さになってましたね(‘ω’)

ウェイウェイ。

 

反対に。

私はどう見積もっても暗黒面(ダークサイド)側の陰人間。

広大な宇宙空間に漂う塵のような地味さでございます。

 

SNSは専らTwitterで知識人を気取り。

ナード宜しく世間にさも詳しいかのように豪語しながらも。

「違う人種だ」と毛嫌いしながらも選民思想が強く。

 

筋斗雲に乗ろうとすれば擦り抜け、

組み分け帽子は被る前からスリザリンと呟き、

手にするライトセイバーは深紅に染まる。

本体のいないハートレスを自負。

 

良く言えば、苔。

良く言わなくても、カビ。

 

ジメジメと梅雨のような性格。

降りやまない雨は草木も性根も腐らせ。

無理に日向にだそうとすると。

瞬く間に枯れてしまう。

 

なぜ、ブラザーシスターでこうも違うのでしょうか?(/・ω・)/

 

兎にも角にも。

こうして晴れて夫婦となり、

ひゃくとん家がより未来永劫華やかになったわけですが。

 

所詮は陽キャ陰キャ

気を使わなくてはいけない。

 

正直。

陰キャが故か元の性格か、人付き合いがあまり得意ではなく。

親族を含め集まり事は結構に緊張して過ごしています。

 

緊張というか。

会えば楽しいと分かりつつも、会う前の億劫さが半端ないんです。

 

殊に底抜けに明るい人々と迎合するとなると。

粗相がないか、盛り上げることができるのか。

そんなことばかり考えてしまうんですよね。

 

さらに脱線しますが。

弟夫婦と「ストレス発散法」の会話になったとき。

陽キャである彼らは決まってこういうんです。

「ストレス解消法?」

「バランスのいい食事と適度な運動、しっかりとした睡眠!」

 

捻くれ者の陰キャは「はは、まぁそうだよね」と返しつつも、内心。

いやいや。出来たらこんなに苦労はしないって話ですよ(‘Д’)

なんて思うわけです。

 

前提として。

自律神経の整え方が、陰の者には難すぎるんです。

「正しい生活リズム」「日光を浴びる」

「ストレスを溜めない」「リラックスを心掛ける」

「バランスのいい食事1日3食」「睡眠8時間」

「毎日お風呂に入る」「運動の習慣化」etc…。

 

そんなことは百も承知で、それが出来ないから困っているんですよ!

優雅に過ごせるならばそもそも気晴らしは出来ますしシンドクなることもなく。

 

正論ティーは。

急に飲まされたら火傷しますからね(; ・`д・´)

 

……。

陽キャを盾にした只の悪口雑言は置いておいて。

 

普通に考えれば至極当然で適切な助言も、

「それは陽キャだから達成できるのよ」

となってしまう性悪が発揮されてしまいそうで。

そういう自分の失態が心配、というお話です。

 

我々、医療従事者も。

気軽に患者さんに「水分補給はしっかりと」なんて言いますが。

蔑ろにしているひとなんていない。

 

そもそも。

それが出来ないからお金を払って病院に来ているんですよね。

こんな教科書通りの答えは求めていないと思いますし、

周りの理解やサポートが必要な状況なことを忘れないように接していきたいものです。

 

閑話休題

そういう、棚上げも甚だしく、

自分もできていない内容のアドバイスをすることにかなり抵抗感があるんです。

 

一転、陽キャの凄いところは。

「自分が出来ている」ということなんですよね。

筋肉隆々のパーソナルトレーナーが如く、説得力が違うんですよ。

 

先程の返答も。

当人たちには当たり前のように出来るからこそ、

しかもそれがハードルの高いものではないという自負があるからこそ、

億劫な私からしたら理想論にも聞こえることを、

本当の意味で嫌味なく伝えているだけなんだろうな、と。

 

それが分かっているからこそ。

もしかしなくても。

陽キャと過ごしていると、何もできていない自分が見透かされてしまうようで、

より惨めになってしまう。

 

しかし。

陰キャも、そんな己が性根を理解しているなら。

こちらからも寄り添うべきだよね、とも思うてるんです(´・ω・`)

ずっと愚痴愚痴と鬱々としているのも不健康ですし。

おすし。

 

元も子もない事実ですが。

なんとも、人間はそのうちに様々な人格を内包しているようで。

場に応じた顔を表出しながらバランスをとっているのが人間というもの。

 

人の一面だけを見て、

「彼は陰キャ、彼女は陽キャ」「性格の裏表がある人」

などと決めつけるのはよくないですもんね。

 

いっそのこと。

「そんなこと気にしないで飲もうぜ!」

と身を任せて引っ張りあげてもらうのも良いかもしれません。

 

陽キャだろうが陰キャだろうが。

盃を交わしあった家族。

 

喜び半分、不安も半分ですが。

擦り合わせて寄り添っていくのも、お互いに必要ですので。

ジト目でも目を細めながらも、太陽の方へ目線を向けていきたいと思います。

 

要は。

仲良くなりかたが分からないけれど、仲良くしたいと思っている。

もしこの記事が見つかった時には。

そんな救いようのない陰キャの嘆きに耳を傾けてほしいな、

といった餞と所感ブログでした(;^ω^)

 

弟よ。

これからもよろしくぴ!