国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

ポジティブ・ヴァイブレーション。

負けないョ 逃げないョ 決して諦めないョ

 

どもども、ひゃくとんです。

 

残暑なのか、疲労なのか。

過去一のコロナピークを乗り越えてもなお、

なかなか体力が回復しない日々を過ごしております。

 

体力が全快じゃないと。

当直やオンコール業務に差し支えるんですよね。

休めないスパイラル。

ぐるぐる。

 

せっかくなので今回は。

少し暗い話題で恐縮なのですが。

オンコール辛いよって愚痴話を、少し。

 

オンコールというのは、簡単に説明すると。

日勤終了後、夜間や休日に行う電話番のことで、

スマホ片手に自宅に帰ったり外出したり、移動は自由なのですが、

コールがあれば対応して、呼ばれたら臨時で出勤する。

みたいなシステムの働き方です。

 

病院から出られない日直、当直とは異なり、

呼び出しさえなければある程度近場でどこで何をしていても良く、

一見、身軽で負担の少ないようにみえるこの業務形態ですが。

 

めちゃんこしんどい。

 

どのくらい辛いかというと。

 

 

まさにこんな感じです。

気が休まらん。

 

神経質なひゃくとん的には、

普通の当直よりもかなり精神的負担が大きいんですよね(; ・`д・´)

 

今でこそ担当の頻度は少ないものの、

総合病院勤務時代、週に2回のオンコールでも精神的にはかなり疲労していました。

 

日常生活で、

車で移動していても。

これから晩御飯ってときにも。

シャワーを浴びている瞬間にも。

 

勤務終了直後だろうが。

夜中だろうが。

朝4時だろうが。

 

位置について。

よーい。

 

。。。

 

。。

 

 

と、

言われたまま。

いつ呼ばれるかも分からない夜を過ごすんです。

 

ファントムバイブレーション現象、というらしいですが。

コールが鳴っていないのに、PHSや携帯電話が震えているような気がして。

深夜に目が覚めたことは数え切れないほどあります。

 

細かいことが気になる性分だと。

いちど深夜2時に呼ばれれば、しばらく寝付けないですし。

仮に一度も夜間に呼ばれることなく夜を過ごしても。

次の日はかなりぐったり。

 

ちょっと話題は変わるのですが。

場合によっては待機だけでも給料が発生するため、

「寝ているだけでお金貰えるなんて」

「ゲームや読書出来て羨ましい」

など思われる方も時折見かけます。

 

しかし。

実際にオンコール業務をしている身からすれば、

俗にいう「寝当直」と言われる状態のものであっても。

少なくともわたしは尊敬します。

 

 

でも。

オンコールや当直の先生がいるからこそ、

日勤の先生方は順番に休むことができ、

入院患者さんも、救急外来へ来る人も、

安心して夜を過ごせるわけです。

 

その背景には。

身を削って存在している医療従者がいるということ。

 

手前味噌でも、慰めてほしいわけでもなく。

ときどき、思い返していただけると、

嬉しいです(*´ω`*)

 

担当するだけでもめちゃんこ辛くて凄いことなのに、

もしかしたら、人数が少なく仕方なく担当し、

なかなか感謝される機会が少ないかもしれない、

全国の当直医・オンコール担当の皆様に。

最大限の敬意と賛美を。

 

本当にお疲れ様です。

 

なんて。

愚痴のような寂しい内容でおしまいも悲しいですし。

 

辛い辛いといいながらも。

必ず誰かはやらなくてはいけないことですので。

体力の許す限り。

ぐんぐん働いていきまする。

 

鳴り響くPHSも。

ぶるぶる震える院外スマホも。

誰かを助けるバイブレーション。

 

ん?

なんかかっこいいぞ!


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そして。

全国の夜勤の皆様。

これからも一緒に頑張っていきましょう!

ポジティブ・ヴァイブレーション!