国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

【ネタバレ感想と考察】医者目線で見た、脱出おひとり島2。

「もっと色々なひとと話してみたいんだ」という現実世界ではいえないセリフで断れるの恋愛バラエティあるある。

 

どもども、ひゃくとんです。

 

いやぁ。

脱出おひとり島2。

面白かった。

普段あまり恋愛観察バラエティ番組は見ないんですけれども。

NETFLIXで新着エピソードが更新されるたびに世界トップ10入りしていて、

家族が前回の「脱出おひとり島」を見ていて存外良かった、というわけで。

昨日、全エピソードを見終わりました!

 

「年齢・職業・居住地をお互いに明かしていない男女が孤島(地獄島)でプチサバイバル」

「マッチングやゲームなど勝者で成立したカップルは一晩リゾート(天国島)で過ごせる」

「リゾートでは年齢や職業などなんでも質問できるが、知り得た情報は二人だけの秘密」

みたいな感じで進んでいく同番組。

 

せっかくなのでつらつらと感想を書き綴りたいのですが。

ご存知の通り、既に最終エピソードまで公開中。

 

その性質上、このブログ記事は

出演者の番組内では非公開なプロフィールが、

フルオープンな完全ネタバレ島な状態なため

「まだ見ていない」「これから見る予定」

という方は是非とも視聴してから読んでいただけるとより楽しめると思います。

そして。

一緒にワイワイ感想を語り合いましょう!

それでは。

 

天国島と地獄島、ロケ地のおさらい

舞台は韓国内でも北西のリゾート地のようですね。

 

ロケ地となった地獄島は、仁川市にある「砂昇鳳(サスンボン)島」。

※以下画像は断りがなければすべて番組公式チャンネルおよびInstagramより一部抜粋

 

実際に「地獄島」という通称なんだとか。

韓国バラエティ番組ではたびたび使われている2kmほどの孤島で、

もともとは釣人に人気のスポットだったそうですが、現在は一般公開されておらず。

 

一方の天国島はというと。

アジア初の統合型リゾート「パラダイスホテル&リゾート パラダイスシティ」

という最高級リゾート型5つ星ホテルです。

※ホテル公式HPより

 

東京ドーム7個分の敷地に

ホテル、カジノ、ショッピング、スパ、アートなど様々な体験ができる複合施設。

 

パラダイスシティは仁川国際空港の近くにあり、

周辺には観光スポットがあまりないので、ヘリコプターなら数分の距離。

 

138坪のデラックスプールヴィラはなんと。

1泊の宿泊料金は約2000万ウォン(200万円)! 

 

敢えてのドンウ目線で語る、韓国学歴史上主義の弊害

それでは早速内容に触れていきたいと思います。

タイトルにも「医者」と入れている時点で

「おいおい、お前もドンウなのか!?(‘Д’)」

という罵倒が既に聞こえてきますが。

 

わたしも同じく医師として働く身。

彼の気持ちで共感するところも多かったんですよ。

 

視聴者からは「モラハラ体質」「説教男」

番組内でも「傲慢な彼が謙虚になって帰っていく」と揶揄されたドンウ。

シン・ドンウ。32歳、医師。

 

韓国では知る人ぞ知るイケメン形成外科医なんですよ。

出身の延世大学ソウル大学高麗大学と並び「SKY」と呼ばれる韓国三大トップ校*1であり、父親も医師。

『2021Mister Global』でも第3位と世界から評価されたミスターと、

「高学歴・高収入・高身長」を見事に体現した存在なんです。

 

無論。

遺伝もあるでしょうが、その殆どは彼自身の研鑽によるもの。

殊に学歴至上主義として有名な韓国において、

父と同じ職業に就くことは並大抵の努力ではなし得なかったはず。

 

当初は「元軍人かも?」と推測されたほどの、

筋肉隆々なボディメイキングもそうですよね。

 

労苦の末に手に入れた極上の自分。

それは当然のように自信にも繋がりますし、

『俺は仕事と恋愛を区別して両立してきた』という言葉も半分は事実で、

多忙な中、スキマ時間を恋愛に全力で注いで

メリハリを以て相手と会っていたのかもしれません。

 

一方。

男性医師は、そのステータスだけである程度(というかかなり)モテます。

それは韓国においても同様なようで、

最終話でドンウが全員に医者であることをカミングアウトしたときの

メンバーの驚きからも分かりますよね。

後述するスルギも、職業を知った瞬間はときめいてましたもん(笑)

 

モテるが故に。

恋愛は「受け身」でも成立してしまう。

向こうがどんどん攻めてくるので積極的にコミュニケーションを取る必要がない。

そんなところからもドンウの恋愛下手なところが垣間見えます。

 

天国島に行く前。

スルギの赤い服に対して『エビみたい』と弄れるのは。

弄ってちょっかいを出すことで相手に興味をもってもらおうとする、

恋愛初心者の会話です(;^ω^)

 

対するスルギ。

実は、経歴だけ見るとかなりドンウと共通点が多いですよね。

シン・スルギ。25歳、大学生。

 

韓国最高学閥であるソウル大学にピアノ専攻で入学。

10歳からピアノを始め、コンクール全国2位と実力はお墨付き。

2020年にはミスコン優勝歴もあり、まさに容姿端麗・才色兼備を地で貫いています。

 

そう。

彼女もまた、学歴社会と音楽会を勝ち抜いた「努力家」なんです。

 

努力の話でいうと。

彼女が興味を示した人は皆、男性メンバーの中でも特に筋肉隆々な人たち。

 

あくまでも心理学的な邪推ですが。

一般的に、幼少生活から「可愛いね」「頭がいいね」と褒められる機会が多いと、

自己肯定感が高まり自分に自信が持てる気質になりやすいです。

 

ドンウやスルギは「手に入れてきた」側の人間。

努力による成功体験を積み重ねてきた人生なので、恋愛においても

「こんなに頑張ってきた自分のことを好きになってもらえるのは当然」という

潜在意識が働いてしまってもおかしく無い。

 

振り返れば追われる立場で、追えば掴み取れる。

そんな自信に満ち溢れた二人が、早い段階でマッチングしたのは

偶然ではない気がします。

 

しかし。

この努力の解釈の仕方において、二人に大きな軋轢が生じています。

 

ドンウにとって、勉強も恋愛も、

「努力をすれば実るもの」という解釈です。

職業を知り、向こうも同じような人生を歩んできたと感じているドンウは、

 

スルギ『勉強が忙しくて巡り合う機会がなかった』

という彼女の発言を真に受けることが難しい。。。

 

(本人は気が付いていないが)何もしなくても相手が向こうから寄ってきて

“両立してきた”という自負のあるドンウは、彼女を優秀だと認めているからこそ、

片方に全力を注ぐタイプの人間だと決めつけてしまった。

 

そんな彼から飛び出たのが

ドンウ『犠牲にしたのかな』

という言葉なのでは、と。

 

当然。

勉強も音楽も一所懸命だった彼女にとって、この言葉は受け入れられません。

「要領が悪いってこと?」とプライドを傷つけられても仕方ありません。

 

もう一点。

この会話、どうしてもすれ違いが生じていて、

スルギは学業恋愛の話をしているの対しドンウは仕事恋愛の話をしているんですよね。

ある程度時間をコントロールできる学生と、社会的責務の生じる社会人とでは、

流れる時間軸が違います。

 

仕事を犠牲にして恋愛をする、ということがあり得ないわけです。

働いているドンウからすれば、時間があるように見えてしまう学生のスルギが、

学業を理由に恋愛をしてこなかったという発言は仕事人の彼にとって

“言い訳”にしか聞こえなかったのかもしれません。

 

もちろん。

彼女には彼女の受け皿があり、

勉学やピアノの練習で恋愛に割く時間がなかったのも事実です。

(ピアニストが2週間もピアノ触らなくて大丈夫か?とは心配でしたが)

その辺りを鑑みず、労いの声を変えられなかったドンウにとって、

学生時代は遠い昔の話なのかもしれません。

 

ドンウは出演者の中でも最年長。

医師として働く期間が長かったからこそ、

お酒の力で思わず学生扱いをしてしまったでしょうか。

 

高学歴な異性と付き合う上で大切なこと

ドンウはその後ナディーンともマッチしており、

類友というか同業への鼻の効きというか。

結果として高学歴女子に目が行くアンテナは凄いですよね。

ただ、ナディーンについては高学歴なんて言葉では片づけられない経歴なのですが。

イ・ナディーン。22歳、大学生。

 

何を隠そう、彼女は世界最高峰であるハーバード大学のPre-med神経学部医学部神経科学専攻3年生(副専攻はコンピューター工学)。ボストン小児病院では側頭葉てんかんの研究もしてます。

同時にイェール大学・プリンストン大学の2校にも合格したという世界的才女。

入試面接での点数では最高点をたたき出したと言われ、当時の韓国メディアでも取り上げられていました。

 

実は妹もペンシルバニア大学の学生で、母親は実業家YouTuber。

本人も元KPLUS所属モデルと枚挙に暇がありません。

 

大学名を聞いたとき、ドンウは明らかに退いています。

 

それもそのはず。

学歴社会の韓国では、出身大学だけで家柄までも評価されてしまう世界。

コンプとまでは言わないまでも、学歴に対する自負は並大抵のものではない。

 

特に医療業界では、入職後も出身大学というものは永遠に付きまといがちで。

学歴を気にしない私自身も。

「理3*2出身です」

と自己紹介されたら結構ビビりますからね。

 

ちょっと脱線しますが。

女医の友人曰はく、意外にも学歴はそこまで気にしていないそう。

ただし「自分よりも稼いでいてほしい」という要望もあり。

学歴以外のところで、リスペクト出来る分かりやすい指標が欲しいとのことでした。

そういうとこだぞ!(笑)

 

閑話休題

もしかしたら同じように。

ドンウも、圧倒的な学歴の前に、自分の(他者からすれば十二分に優秀な)学歴に引け目を感じてしまったのかもしれません。

 

さらに。

『仕事と恋愛を区別』しているドンウにとって、

『お互いをサポートしてほしい』と願う彼女との気持ちには

そもそもすれ違いが生じていた。

卒業後、ナディーンも女医として働いていくときに。

自分を支えてほしいドンウは、お互いをサポート“せざるを得ない”未来を想像できなかったのかなと。

 

だからこそ、後述するジニョンの学歴を気にしないスタンスに、

彼女は魅了されたのかもしれません。

 

ちなみに。

日本においては「10年目くらいの中堅医師×実習研修中の女学生or女医」の組み合わせは結構あるあるです。

ドンウ「スルギ“ちゃん”」という子ども扱いするような言葉も、元の性格はさておき、

学生と絡む機会の多い医師ならではの返答です。

それにつけても気持ちは悪いですが苦笑

 

ただ。日本のこの組み合わせの場合、男性医師はほぼ既婚なのが問題(´_ゝ`)

 

学歴遍歴でいうと、スルギとカップルが成立したジョンウは反対の立場ですよね。

チェ・ジョンウ。25歳、バリスタ

 

お店のある江原道は、

2018平昌冬季オリンピックの開催地にもなった韓国東部の観光スポット。

冬のソナタ」のロケ地としても有名で、

山あり海岸ありと自然レジャーが豊富にあります。

 

丘の上にポツンとある「ギャラリーボブス」は、

「超糖コーンカフェ」で有名な家族経営の小さな一軒家型カフェ。

 

過去にプロサッカーチームと契約寸前だったほどの実力の持ち主のようですが、

経歴からは進学せずにそのまま家族の営むカフェを手伝っている様です。

 

スルギとの会話の通り。

プロを目指して一生懸命練習に励んだけれど、夢破れて現在はカフェ経営。

(プロフィールだけだとローランドと一緒ですね)

 

そんな彼にとって、

目標に向かって研鑽しその努力が実っている彼女へは尊敬しかありません。

 

『諦めなかったんだね』

『頑張ったんだね』

という言葉が自然と出てくるのは、

自分の過去と照らし合わせていたのかもしれません。

 

それゆえに。

サッカー選手ににはなれなかったと話す彼にとって

『今は新しいことに挑戦している』

言ってくれたスルギの言葉は大きな支えになったのかな、と。

 

恋愛をしたいのか、その先の結婚を見据えるのか

ドンウ界隈の恋愛事情を鑑みるに、

明確に公言していたメンバーこそ少なかったですが、

「恋愛と結婚」について明確に区別していたメンバーが見受けられます。

ソウンもそのひとり。

チェ・ソウン。28歳、画家。

 

NYにある『Pratt Institute(プラット・インスティテュート)』出身で西洋画を専攻。

2021年ミスコリア、翌2022年にはミスソウルとタイトル総なめにする美貌で、アパレルモデルも兼任しています。

他女性メンバーからも『姉さん』とバレている通り(笑)、

実際に最年長でありながらその落ち着いた雰囲気と明るい振る舞いで、

男性陣のみならずメンバー全員を虜にしていました。

 

かくのごとき彼女と意気投合したのがユンジェ。

チョ・ユンジェ。32歳、銀行証券員。

 

汝矣島にある新韓銀行の金融投資専門部署主任。

新韓銀行は韓国でも大手のメガバンクらしいです。

汝矣島とは国会議事堂やKBSがあり、日本でいう霞が関や丸の内あたりでしょうか。

出身も漢陽大学経営学*3とハイスペックで、

経歴だけ見ると最も癖がなく、分かりやすくモテる要素満載ですね。

 

あまりにもラブラブで、

ソイもハンビンも戦わずして負けてしまいました。

 

なんというか、ソウンとユンジェ。

本当にちょうど良くピースがハマっているんですよね。

 

年齢的なバランスもそうですし、

筋トレ大好き商社マンとミスコリアでモデル兼業の美人画家という、

お互いがお互いをリスペクトしながらも自慢の相手となり得る職業。

 

非の打ち所がないくらいお似合いなんですよね。

ソイは戦う相手が悪かったとしか。

イ・ソイ。23歳、大学生。

 

漢陽大学演劇映画学部4年生で、子役・女優業もしているそう。

冒頭から囁かれていた「あざとさ」や「彼氏の傍にいてほしくない」雰囲気は、

彼女の演技力の賜物かもしれません。

 

図らずも、恋するユンジェと同じ大学。

同学の空気が伝わってしまったのでしょうか。。。

 

とも思ったのですが。

ここでも悲しきかな、今回の番組参加に対する意気込みの違いも感じ取れます。

 

ソウンやユンジェは、年齢的にも結婚を意識せざるを得ないのに対し、

ソイはどちらかというと恋愛編重。

 

スタートの時点でも意識の違いが明確で、

結婚を意識して相性がマッチしてしまったソウンを前に、

もはやほかのメンバーは眼中になかったのかもしれません。

 

そういった意味では。

明確に結婚を意識していたのは意外にもジニョンでしたよね。

キム・ジニョン。28歳、YouTuber。

 

韓国海軍特殊部隊UDTに4年間在籍。

現在は『덱스101(デックス101)』というミリタリー系コンテンツYouTuberという、

ミステリアスな風貌とは裏腹にかなり異色の経歴。

 

UDTとは「Under Water Demorition Team」の略で韓国海軍の水中処分特殊部隊。

海兵隊上陸地点の障害物除去のほか、敵要人の暗殺や重要情報の奪取、

後方撹乱や破壊工作、敵性船舶の臨検・襲撃などを行う部隊のようで、

韓国軍の中でも特に厳しい体制のようです。

 

実はジニョン。

メディア出演も多く、

これまでも複数のサバイバル番組や恋愛バラエティ番組に出演済み。

本業も相まって、場慣れしているんです。

 

ちなみに。

韓国内YouTubeはダンス系や飲食、メイク系を中心に世界的に人気チャンネルが多く。

アーティスト以外での国内トップは登録者数2000万人超え。

1000万人以上のチャンネルも公式を含めれば10チャンネル以上あるんですよ。

ヒカキンもびっくり。

 

YouTuberやインフルエンサーは、恋愛対象として魅力的に映る存在なのですね。

 

韓国では3高、

「(高学歴(SKY)・高収入(1億ウォン)・高身長(180cm以上)」

信仰が意外に根強く、高身長は裕福な家庭を想起させるという文化があり

親受けも圧倒的に良いらしい。

 

そうした経歴ならではに、

彼自身にとっては、韓国特有の学歴的なしがらみからは一切離れた、

自由な存在なんですよね。

 

王道の文武両道を進んだスルギには新鮮で、

ドンウには一歩置かれてしまったナディーンの極上の経歴にも物怖じしません。

それは女性陣にはクールに映ります。

 

ジニョンにとっても、

ドンウには過去の思い出である「学生」という職業は、

可能性の秘めた未来ある存在に感じたのかもしれません。

 

気になったのが、

インタビューで吐露したYouTuberとしての自身の将来性の不安です。

 

本業のYouTubeチャンネルはこの記事記載時点で約7万人の登録者数。

登録者数などを考慮すると、現状ではYouTube一本で生活していくのは

難しいのかもしれません。

動画内の自宅も、典型的な独身男性っぽさがありかなり生々しいです苦笑

 

結婚を意識している彼にとって、

生活面ではどちらかというとサポートしてもらう側に回ってもらうかもしれない。

そういった自由だから生まれてしまう不安定さが、

もしかしたら女性陣にも伝わってしまったのかも。

 

それでも『私はあなたがタイプ』と言い切ったスルギは、

学生らしいピュアな感想で非常に良かったですよね。

 

ジニョンは学生に未来を見ていた。

YouTuberにも未来はあるはずなのに、

自分に恋してくれる学生たちがより眩しく見えてしまった。

 

後半、ジニョンがスルギを惑わすかのような言動をしていたのも、

自身の自信のなさが起こした行動だったのかもしれません。

 

ムードメーカーと健康美女がモテない理由

今回のおひとり島2において、私個人の推しはハンビンとセジョンでした。

しかし。

ハンビンは誰からも好意を向けられることはなく、

セジョンに関しては一度も天国島に行けず仕舞い。

キム・ハンビン。24歳、調理師。

 

富川大学ホテルクッキング学部出身で、2018年には韓国調理協会主催「韓国国際料理コンテスト」大賞&機関長賞受賞歴のある料理人です。

実は動画配信サ―ビス「Afreeca」の元配信者で、人前で話すことには慣れていたのかもしれません。

 

そんなハンビン。

クラスに良く居た「なんで彼女いないんだろ?」って一生言われてるタイプのイケメン枠に成り下がってしまった。

 

初登場時から明るく皆を気にかけ、

(料理人だからそりゃそうですが)夕食では率先して包丁を裁き、

ソイと天国島に行くときも『俺と遊んで欲しいのか?』と察し

残る地獄島組に『窯の使い方はわかる?』という気配り。

 

なんでモテないんや( ノД`)シクシク…

 

インタビューやソイとの会話でも話している通り。

本人自身が一歩引いた目線で恋愛相談役に徹してしまうようで、

なかなか自分の恋愛が出来ていないという自己分析をしていましたが。

 

今回のソウンへのアプローチを見るに。

過去にも同じように「高嶺の花」狙いの恋愛が多かったのかな、と。

 

ハンビンのストライクゾーンが「最上級」であり、

恋愛におけるライバルの多い相手ばかり好きになり、

向こうのストライクゾーンに入っていない人を好きになっている可能性があります。

 

例えるならば。

クラスのマドンナに手を出してしまうようなもの。

 

ハンビンのように誰からも好かれるクラスの中心人物的存在は、

意外にも、クラストップの女の子には“刺さらない”印象です。

今回でいうとスルギやソウンのように、分かりやすくクラスカースト上位人陣には

「良い人」止まりになってしまうんですよね。

 

逆の意味で。

分かりやすいホットガールもまた、実は恋愛遍歴が偏っている印象です。

パク・セジョン。26歳、KPLUS所属モデル。

 

ソニーBMWにも起用された過去があり、

Netflixの同番組ではタイトルロゴを担当するナイスバディの持ち主。

175cmというその圧倒的高身長や類まれなる美貌を以てしても、

ハンビン同様にマッチングには至らず。

 

ここにも、現実世界とは違った恋愛バラエティならではの弊害があると感じました。

 

実際。

ムードメーカーもモデルも。

現実世界ではめちゃんこモテます。

街を歩けば誰もが振り返り、インスタを更新すれば怒涛のハートが届きます。

 

それだけに。

「モテている」ことが大前提の同番組において、

多数のオーディションの上に選ばれた先鋭の中では、

さらに特化した個性がないと埋もれてしまうんですよね。

殊に上記2人は、その個性をアピールするタイミングが難しかったのかもしれません。

 

あまりバラエティにおいて「やらせ」だの「仕込み」だのの話をするのは野暮ですが、

本人たちの放送後のセルフプロモーションを考えると、番組での振る舞いは今後のお仕事に大きく影響します。

 

視聴者目線でも。

普通にモテそうな人間が、普通に恋愛をしているのを求めてはおらず。

実生活ではモテモテであろう美男美女が奪い合うところが見たいわけです。

 

そういう背景において。

この二人は、最初から最後まで「良い人」で終わってしまった。

良くも悪くもバラエティ向きでない、素の良さが出てしまったのかなと。

 

つまりは皆さん。

リアルではこういう分かりやすく良い人にいくのが一番幸せになれますよ(笑)

 

波乱はないかもですが(/・ω・)/

 

後半追加メンバーと転校生効果

職業や年齢を明かせない同番組コンセプトにおいて、

途中参加メンバーというのは圧倒的に不利です。

自分を知ってもらえる時間がほとんどなく、

既にある程度の関係性が構築されているメンバーの中に、

美貌と第一印象で戦っていくしかないからです。

 

その点を自覚しているからか、両者の振る舞いは満点だったと思います。

キム・セジュン。27歳、テーラー

前作に出演していたオ・ジンテク氏のお店、

ソウルの特注洋品店「Ascottage」で裁断士をしています。

 

彼は経ったの3日間という機関の中で、

初日から優しくしてくれた(傷心の)ソイに惹かれていきます。


ソイ自身も冒頭でも言われていたあざとさを発揮し

『放っておけない』と言わせるまでに

小動物感を完璧に演出で来ているのは流石女優さんといったところでしょうか(・∀・)

 

が。

セジュン自身も、ほかの人には目もくれず、分かりやすく優しくしてくれた人に分かりやすく近づいていくという、後半参加者として完璧な流れです。

 

一方のミンスも、セジュン以上に分かりやすくジニョンにぞっこんになっていきます。

イム・ミンス。26歳、アパレルネットショッピングのCEO兼モデル。

 

德成女子大学東洋画学科出身、2020ミス京畿・インチョン優勝のある社長さんです。

 

初日からいきなり天国島にいけるというボーナスもあり、積極的に距離を縮めていこうとします。

 

二人にとっては、それまでの他メンバーの期間なんて知ったことではないんです。

限られたチャンスを瞬間最大風速で利用していく。

 

その積極性が裏目に出てしまったのか、単純に好みではなかったのか、

ジニョンからは「色々な人と話したい」と遠巻きに敬遠されてしまいましたが、

彼女が限られた時間の中でアプローチをするためには、狙いすました1人にフォーカスしていくしかなかったように思います。

 

結果として彼女の存在が、スルギ界隈をかき混ぜたことは間違いありませんし。

しつこいくらいに話していかないと自分を印象付けることはできませんからね。

 

一般的には、マンネリ化した組織においては、

新入社員や新規配属者が良い風を吹き込んでくれることは想像に容易いでしょう。

二人はそういった「転校生効果」を狙ってどんどんアピールするのが最大効率です。

 

セジュンが実ったのも、ユンジェへの想いが粉砕され

傷ついているところに『有難い』転校生が慰めてくれたからです。

恋愛感情?といわれると疑問符ですがこれからの二人に期待ですね。

 

まぁ。

彼の場合は、島での振る舞いに、

ジンテクさんの事前アドバイスもあったかもですが(笑)

 

続編に期待すること

他人の恋愛観を通して、自分の恋愛観を改めて実感できるのが、面白かったです。

 

今回、ジョンウが主人公的なポジションで少し強めに演出されている印象でしたが、

前作のように圧倒的なモテ女子がいなかった分、差異化は出来ているのかなと思いました。

 

できれば。

インタビューも含め、個々人の心情描写がより分かりやすいとより応援しやすく視聴できそうですね。

 

兎にも角にも。

前作を見ながら楽しみに待とうと思います!

 

おすすめの恋愛バラエティがあれば、ぜひ教えてください!

お待ちしております(*'▽')

*1:日本でいうと早慶大阪大学あたり?

*2:東京大学医学部医学科。大学受験時では国内最高偏差値

*3:日本でいうMARCHあたり?