混んでいるから良いとも限らない
どもども、ひゃくとんです。
医療従事者でありながら、
時事ネタを含め医療の話題をほとんどしない私。
意図的に避けている部分もあれど、
趣味のブログの時くらいは好き勝手に思いの丈をぶちまけ、
医学から離れて過ごしたいという抵抗なのでしょうか(´・ω・`)
にょっきっき。
離れたいといえば。
そりゃあ物理的に病院やクリニックから遠ざかりたい時期もあり。
がっつり救急外来をやっていたときは、
休日なのに救急車の音にビビりながら過ごす日々。
とはいえ。
体調が悪い時にはどうしても通わなくてはならず、
ふらっと街中のクリニックを受診してみると。
鬼混み(´_ゝ`)
世の中にはこんなにも体調不良の人がいるのかと、
勤務先以外での圧倒的な患者さんの数をみて驚くなどしていました。
混んでいるならば、
空いているクリニックに行けばいいのにと、
ふと、当然の疑問が浮かんできまして。
永遠の命題である、
「良いクリニックの選び方はなんでしょう」
に医師として、患者として悩んでいました。
正直。
これは酸っぱい葡萄でもなんでもなく。
高名な先生だから、専門医の優秀な先生だから、
患者さんが多いとは思っておりませぬ。
総合病院などとは違い、
その先生目当てでくる方も一定数はおれども、
「有名な腕利きの先生がいるから」
という理由で選ばれているクリニックは少ない印象です。
流行っているところも。
単純に駅チカであったり、その地域に唯一の診療科であったりで、
利便性だけで一定数を確保しているところもザラにあります。
そんななか。
私の地元に、物凄く流行っているクリニックがありまして。
決して立地も良くなく、それほど新しいわけでも無いのに、
駐車場も常に順番まち、という医院で。
私も一度だけお世話になったことがあるのですが。
スタッフ全員の接遇が圧倒的に良かったんですよ。
あいさつであったり、
言葉遣いであったり。
些細なスタッフ間の会話もにこやかで、
かといってホテルライクな形式的なものではなく、
ものすごく物腰が良いんですよ。
それはきっと、
結果として院長の人柄であったり、
その信念ややさしさが職員全員に生き渡っているのが、
雰囲気としてこちらに伝わっているからなのでしょうね。
最新の設備がなくっても、人数が少なくても、
通いたいと思えるような安心した環境は作れます。
基本的に悪いことしか書かれることのない、
ネットのクチコミからはわからない良さをみつけるには、
電話で問い合わせたときの対応などで判断するのも良いかもしれません。
そんなことを想いながら、
じぶんも言の葉を発するときには気を付けようなどと、
気持ちを新たにブログを締めたいと思いまする。
せんきゅ!