国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

【書評】医師国家試験の取扱説明書。

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永久保証の私だから。

 

どもども、ひゃくとんです。

ブログ更新しなさ過ぎて。

トップページに広告出ちゃってますね(笑)

 

世の中には。

こんな風に、廃墟となっているHPたくさんあるんだろうなぁ。

すんすん。

 

魔法のiらんどケータイ小説とか。

前略プロフとか。

私の黒歴史たち、お元気ですか?(´・ω・`)

Welcome to Underground.

 

私が衰退している間も。

世の中はどんどん進んで行っておりまして。

気が付けば、次回の国家試験も90日を切っております。 

 

そんな折。

民谷先生の書籍が、遂に発売となりましたね!

 

医師国家試験の取扱説明書

医師国家試験の取扱説明書

 

 

今回、がっつり読む機会がありましたので、

僭越ながら書評してみたいと思います。

るんるん

 

あ。

ちなみに、COI*1なしです(*ノωノ)

にぱぁ。

 

【目次】

 

 民谷先生による人気メルマガの大幅加筆修正版

元医師国家試験予備校講師であり、現在は救急医としてご活躍されている民谷先生。

臨床に携わりながら、研修医指導や医学教育にも精を出しているハイパードクターです。

そんな先生が連載していた、医師国家試験に関するメールマガジンを書籍化。

大幅に加筆修正されたものとなっております!

 

基本的な構成は。

医師国家試験過去問からセレクトされた良問をテーマに、

臨床問題の成り立ちから臨床的意義まで、実に盛りだくさんな説明書ですよ。

 

国家試験は鳴き声以外全部食べられる!?

突然ですが。

沖縄では「豚は『鳴き声』以外は全部食べる」と言われております。

ぶうぶう。

 

本書はまさに。

著者による国試過去問のフルコースと言えます!

晩餐会。

 

文章題1行毎に立ち止まっては、そこに隠れている意味や

「なぜ記載されているのか」についての考察が詳細に書かれており。

学習者用のアウトプット欄や記入欄も多く、

国試の素因数分解ともいえる先生の思考過程を追体験できます!

 

更に特筆すべきは、そのコンテンツの多さ

通常の解説はもちろんのこと。

問題が作成された臨床的背景やTipsなど、文量こそ多いですがすんなりと読み込めます。

 

巻末付録も豊富で。

各テーマの30秒サマリーやオススメ書籍など、付録だけでも必見!

そのため、臨床に携わり始めた初期研修医にも非常に学びの多い内容となっております。

 

あくまでも「取扱説明書」であるということ

皆さんは、電化製品や家庭用ゲーム機を購入した際に、

取扱い説明書を読みますか??('ω')

 

私はがっつり読んで操作性を確認してからイザご対面派なのですが、

本書についても同様の扱いで挑むと良いかな、と思うとります。

 

手に取って頂くとお分かりの通り。

丁寧な解説が故に、その文量はなかなかのもの。

 

その性質上、直前期にがっつり読み込む必要があるかどうかは、

各購入者の学習余力に依存してしまいます。

 

説明書を読まず、まずはプレイしてから慣れていく派の方は、

行き詰った際の手引きがあるんだ!という安心感の元、

まずは過去問研究に勤しむのも良いかもしれません。

 

しかしながら。

良い意味でじっくり読んでほしい参考書なので、

特に受験生の皆さんにおいては、ご自身の勉強計画と相談しながらの購入を。

 

どんな人にオススメ?

・医師国家試験を勉強し始めた3-5年生

・過去問研究前の6年生

・内科、救急科ローテ中の初期研修医

・初期研修指導医

 

国家試験ってなんだろう?

という疑問が少しでも浮かんでいる方必読の説明書です!! 

 

……いやぁ。

書評ってこんなに大変なんですね( ゚Д゚)

 

更新頻度は相変わらずですが。

ひゃくとんを、これからもどうぞよろしくね。

トリセツ!

 

 

*1:利益相反。Conflicts of interest.むしろ合って欲しかった←