国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

医学教育に興味のある、あなたへ。【後編】

 

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17歳の肖像は名作。

 

どもども。

ひゃくとんです。

 

長きに渡って展開したブログ記事もいよいよ大団円。

前回とはうって変わって、メインの内容的には

「本気で予備校講師になるには?」

みたいな真面目な記事です。

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少々、語気の強い発言も多めになってしまいましたが(´・ω・`)

ほとんどが自問自答のような内容のブログですので。

ご容赦の上、しばしお付き合いを。

 

【目次】

ビジネスとしての医学教育

皆さんが思い浮かぶ「予備校講師」といえば。


www.youtube.com

 

上記のように

「学生の前で講義をする」

というイメージがあるかと思いますが。

 

予備校の業務形態は一枚岩ではなく、

素人の私が考え付くだけも、けっこう細分化されます。

 

・講義講師

・参考書執筆(出版社勤務)

・模擬試験作成

・テキスト教材作成

 

講義担当の講師に至っては更に

①メイン講師 ②サブ単科講師(模試解説講師含む) ③ゼミ講師 ④個別指導講師

因数分解できるわけですね。

 

※テキスト作成というと担当講師が兼任している印象が強いですが、

特に直前まとめ講座などはテキスト作成チームが別に存在していて、

複数人で執筆・予想に粉骨砕身励んでいるとか。

表に出ない予想屋が存在するわけです(*'ω'*)

 

但し、前項でも述べた通り。

矢面に立って専業で生計を立てることのできる講師は一握りで、

大手のバイト募集に応募し、模試作成や個別指導講師になっている場合が殆どです。

 

模擬試験については各社対応が異なってきて。

全国模試を定期的に運営していくには、

実力のある講師の頭数を揃える必要があります。

また、問題や解説に偏りが生じないようにするために、

模試の作成は同科目医師によるチームで行うことが多いようです。

 

模試事業も採算が取れなければ、

駿台&ベネッセ、河合&Z会の様に

共催模試になるかもしれませんね。

 

採算、といえば。

予備校業界もビジネスの一環である

という側面を忘れてはいけません。

 

時々。

「従来の予備校講座は高い!」

医学生の不安を煽って商売をやっている」

という意見も散見されますが。

 

成書の方が深い、予備校講義は浅い、は二律背反です。

金銭格差は大学受験よりも前、お受験や習い事の時期から存在してますもんね。

 

安くなってきたとはいえ、

予備校の大学化や市場心理が働いている以上は

現行料金は適正ではないかなと思うとります。

情報社会だからこそ自分で取捨選択すればいいだけですし、

値上がりに我慢できなければ受講しなければ無問題です。

 

さりとて、悲しいことに。

予備校はどんなに医学生の学力向上を目標としていても、

採算が取れなければ容易に撤退します。

 

そのためなら。

明らかな過剰で誇張的広告をうってでも顧客を獲得しようとします。

 

企業が作り出した、

「皆やってるけど、きみは?」心理を突き付けてくるわけです。

上記の批判の声が出るのもやむ無しではあります(´・ω・`)

 

各予備校は

「全国70大学以上が採用!」

「8000人以上が受講!」

「〇年生の2人に1人が会員!」

みたいな宣伝を良くしますが、

全部足したら余裕で全受験生の2倍以上になりますからね(笑)

 

大学単位に共同で一括購入されているケースも多いので、

文字通り捉えると、それこそマーケティング戦略の思う壺です。

世界一売れているコカ・コーラが世界一美味しいドリンクだ!

理論にならないように気をつけなくてはなりません。

 

一方で。

教育の評価、殊にビジネスの観点からは速さも求められます。

ときに「暗記・裏技講座」などは本当に医学教育なのか、

で論争が巻き起こることがありますが、

視聴者獲得や合格率増加のためのテクニックを売りにした

ウラミチ講座は必要だと考えています。

 

本質的な教育は本来大学の役目ですので、

あくまで「予備」学校なのだという立ち位置のもと、

純粋に点が取れるためならばテクニック講座やゴロ合わせも

定量は需要がありますからね。

 

理想は成書なのかもしれませんが、

昨今のデータ社会や効率を追い求めるご時世では

予備校講義で手っ取り早く合格点を手に入れて、

余剰時間を自由に(部活に勉強に)という学生が増えてきているということでしょう。

 

再三繰り返しますが。結局のところ合格への王道は

過去問をベースに膨大な医学知識を残された時間でどれだけ覚えるか

で揺るぎません。

 

medu4を始めとする予備校側の情報公開のおかげで、

万が一国試落ちてしまっても、その理由が

「情弱だから」とか「一人で勉強してたから」ではなく

「やるべきことははっきりしていたのに勉強してなかったから」と変化しました。

(各予備校共に年間スケジュールも無料で閲覧できる時代になりましたからね。)

medu4.com

 

予備校の浸透化により,

国試は情報戦ではなく、自分との戦いでしかなくなりました。

 

その効率化の一環として予備校を利用するかどうかは

自分の今までの学習態度と残された時間で逆算すればよいだけです。

 

医学部的村社会における、

皆と同じものを選択しようという、

同調圧力の意味合いが変わってきたのです。

 

けっこう断線しましたが。

消費者として、利用者として。

予備校も1つの企業であるという、

ビジネスライクな思考はもっておくべきでしょう(‘ω’)

 

お金にならなければ大手予備校は動きませんし、

企業は、趣味では続けてくれません。

 

無料コンテンツの先に待つものとは 

では。

上記に異議を問う有志が集い、

「予備校なんかに頼らなくても国試対策のコンテンツは提供できる!」

奮闘した場合はどうなるでしょうか、

 

良くSNS上やyoutubeで無料のまとめを公開している方いらっしゃいますよね。

 

皆さんは「manavee」という会社

は御存じでしょうか。

 

東京大学の現役学生が一念発起し、

経済的・地理的格差を是正して「既存の予備校をぶっ潰そう」としたNPO法人です。

最盛期は200人以上の講師陣により、7000本以上の動画を無料公開。

最盛期のユニークユーザは月間2万人を超えたそうですが、

大手企業によるオンライン学習サイト「スタディサプリ」の台頭により

徐々に淘汰され、活動期間5年ほどで運営を終了しました。

 

閉鎖理由はいろいろと述べられていますが。

その一因は講師の質ではなかったのかという指摘もあります。

 

「自分の尊敬できる先生から学ぶことで内発的モチベーションが高まる」

ことを期待して、数多くの学生講師より生徒側が選べるシステムを取っていましたが、

無料の学生講師は結局、有料のプロ講師に敵わなかったのです。

 

無料化という点で話すと、

QAが行っていたフリーミアムというシステムも収益化戦略の1つです。

最初のコンテンツはフリーで載せて、途中から有料に切り替えるというモデルですね。

 

無償で公開された授業で信頼を勝ち取った先生なら、

その他単科や直前期対策については有料にしても購入してくれる、

ということを期待し、スタートアップ当初は無料開放する方式です。

 

Manaveeの場合は、収益は広告収入に依存していましたが、

結局のところ「受験」という大一番の保険として

「無料」の域を越えられなかった一例です。

 

このブログの様に。

趣味の範囲で、無料でやる分にはいいのです。

 

ですが。

予備校は講師を雇い、

企業や学生からお金という対価を貰ってもらって

学生を合格へ導かなくてはなりません。

 

一方で。

予備校講師自身は「儲かるのか」と言われると、

現状、専業で生計を立てるのはほぼ不可能でしょう。

 

研究と一緒で。

かなりとがった人じゃないと教育でご飯を食べていくのは相当大変です。

エフォートのうち臨床:教育を7:3で行いたくても、インセンティブがないと、

3の教育をするために10の臨床をせざるを得なくなります。

 

無料コンテンツのままでは、質を担保するのも相当に難しく、

 時間があったとしても、食っていかないことには長続きしないのです。

 

また、お金に関係なく趣味の範囲でという考えのひとも、

実際に「趣味程度になる」人ですら、なかなかいないんですよね。

学生時代から継続して医学教育に関わり続ける先生は滅多にいません。

 

熱意「さえ」あれば

患者さん思い「だけ」であれば病院はうまくいく

時代ではなくなっているのです。

 

補足ですが、前述したmanaveeは

著作権の問題でも事業拡大に難渋したとの声もあります。

 

アウトプットや趣味の範囲で

オリジナルまとめを公開するのは良いですが、

直近過去問まとめも、突き詰めると

究極MAPのような既存の予備校テキストに酷似してしまいます。

場合によっては暗記カードや一問一答でさえグレーとなる可能性があるので

剽窃にならないように気を付けてください( ゚Д゚)

 

あなたに『カリスマ性』はあるのか

映像講義の講師というのは会社を背負った看板です。

 

そして。

看板を背負うからには、それに見合ったスター性が求められます。

人を惹き付けるチカラですね。

 

ここで、毎年恒例の大手による直前講座の様子を見ると(2019以前)。

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 満員御礼。

 

直前期とはいえ、語弊の無いようにオブラートに包んで表現すると。

予備校講師の人気というのは、ある種の宗教やアイドルみのようなものを感じます。

 

受験の神様とは言い得て妙で

「先生からふぁぼ貰えた……!」

「一生ついていきます!」

みたいなコメントしてる人一定数いますもんね。

(自戒も込めて)

 

ただ、この光景。

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完全に一致。

まさか、お受験と同じ光景を12年振りに見ることになるとは。

受験業界って凄いですよね。

 

数少ない予備校講師として人前に立とうとするならば、

企業の看板を背負いつつ、これだけの人数を集めることができるか。

ということも重要な要素です。

 

受験生に一番多いのは国試対策教・八百万の神派(いいとこ取り)だと思いますが、

実際にどの予備校が1番かのような宗教戦争は起きているので笑、

人気商売の中で自分も教祖・アイドルに成りきれるか

というポイントも考えなくてはなりません。

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いらすとや、なんでもあるな。

 

特に医学生の場合、講師としてのオリジナリティとして

・キャラク

・学歴(診療科含む)

・長時間受講に耐えうる声質か

・板書(文字)の見やすさ

などは最重要ではないですが考慮すべき項目ですよね。

(皆さんも無意識のうちに上記を評価選別しているかもしれません)

 

ここで勘違いしてはいけないのが、

「もともと有名だから講師になっても人気でいられるか」

は別問題ということです。

 

SNSで人気に→大手からオファ(or自身売り込み)→予備校講師に!」

というプランを立てている方が一定数いるようですが。

(某先生の影響が強いのでしょうか?)

 

知名度と視聴度については、

教育関連ではあまり影響を及ぼし合わず、相関しません。

 

医学生それぞれが

「自分なりに頑張って受験を乗り越えたぞ」という自負を持っている以上、

それを上回る「教育」でのセールスポイントが別途必要です。

 

Disりでもなんでもなく。

初期研修終了直後に自由診療に進み、

インフルエンサーマーケティングでフォロワーを得た美容の先生や、

医療系お笑い芸人*1SNSでも大人気の方が突然「国試対策講師やるよ!」といって、

大学教育集大成の国家試験のパートナーとして名立たる有名講師を相手取り、

業界一番の人気の講師になるなんてことはあり得ないわけです。

 

SNS上であれば、

そのかごの中で有名にもなれますし、チヤホヤもされるでしょう。

 

ただ。

一発勝負の国家試験で、

無料公開のアルファツイッタラorインスタグラマー学生のまとめ

有料だが実績のあるプロ予備校講師の講座

どちらが視聴されるかは明白です。

 

インフルエンサーが予備校講師になるのと

予備校講師がSNSインフルエンサーになるのは因果関係が真逆です。

 

私自身。

medu4のお仕事を少しだけお手伝いさせて頂いたことで

明るみになった事実があります。

 

それは、

カリスマとは、強烈な個性の中に信念が垣間見える存在である

という視点です。

 

業務内容的なことは口外できませんのでここでは割愛しますが、

一言だけいえるとするならば。

 

medu4代表の穂澄先生は指導者としても隠し切れないカリスマ性があります。

 

拘りやノウハウ、初学者の私に惜しみなく提供来てくれました。

普通に人生の糧になってます。

この場を借りて、改めて感謝を申し上げます。

ひゃくとん拝。

 

立場上「代表をヨイショする記事しか書けない」というわけではありません。

今でこそ考えられないですが、

数年前まではmedu4も「他人と違うこと」と言われ

国試不合格リスクだとみなされていました。

 

それが現在、

国試対策のスタンダードのひとつに数えられるほどまでになり、

潜在的な視聴率や求心力は計り知れません。

 

先に述べた通り、

新規講師の参入障壁は数多くありますが、

自分自身が学生に求められているという状況作りは最重要となります。

 

なるべくしてなったのではなく、

出るべくして出てきたような。

 

その状況を作るために周囲を魅了する存在感というのは必要不可欠です。

 

メディカルスプレイニングの心理

少し雑学を披露すると。

 

doctorという単語は元来、

ラテン語L.doctor -oris 「教師、教える人」に語源を持つそうです。

 

ただでさえ医学生は。

医学受験業界を勝ち残ったという成功体験があり、

現代にはSNSを含めたアウトプットメディアに溢れた学生生活を謳歌しています。

 

そしてこれは、国浪ブログなどを運営している

私自身への特大ブーメランでもあるのですが。

語源の通り、医学生は圧倒的にまとめ画像や合格体験記を上げがちです。

 

ここでひとつ確認しておくべきは。

Twitterを含めたSNSを受験対策目的にやっている学生は、

全体の半分以下であるという事実です。

 

以前、講師速報で知り合った学生さんたちと

「CBT対策は結局どれが良いのか」

という話になったときに。

「いろいろあるけどTwitterInstagramではA社はあんまりいい評判は聞かない」

「いまはB社が人気らしいね」

という意見に対して。

 

SNSを全く利用しない学生達から

Twitterやブログの情報なんて参考になるわけ無い」

Twitterで呟く医学生なんてまともなはずがない」

というコメントがあがりました(笑)

新鮮すぎて結構びっくりした経験があり、以降、肝に銘じています(‘ω’)ノ

 

そうなんです。

SNSを利用しない人にとっては、他のソーシャルメディア批判と同様に

「自分ってこんなにすごいでしょ!」という

知識披露による自己顕示欲が見え隠れして映るのかもしれません。

 

そこには

マンスプレイニング*2

もとい、

メディカルスプレイシングが潜んでいる可能性があります。

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思うに。

医学生の皆さんは知能が高く、バイタリティに溢れている人が多いんですよね。

それがゆえに、多くを求めてしまう。

 

やりたいこともやりたい。

お金も欲しい。

人気も欲しい。

でも自由でもいたい。

 

才能に溢れるがゆえに、矛盾する目標をいっぱい持っています。

予備校講師への羨望もその一環でしょうか。

 

大学受験生としては成功者だからこそ勘違いしてしまいがちですが、

合格体験記の延長線上では誰も読んではくれません。

 

一度、インターネットの波に揉まれ慣れると、

井戸の中で皆に煽てられて嬉しい反面、

ネットで活動している間に友人の臨床家が手術や論文で評価を得ているのをみると

「自分はこんなところにいるべきじゃないんだ」

と思い直し、大海に出るのを諦められなくなります。

 

そうして臨床に入っていっても。

自分より優秀な同い年同僚や後輩がワンサカいて、

悔しくなっている自分もみたくなくてもう一度ネットに逃げるけれど、

SNSでも著名な先生やネタアカウントには勝てないってわかっているから

「いや、本当は自分は臨床がメインで」とふわふわしてしまう。

 

自分がどこに行ったらいいのかわからなくて

矛盾する目標をたくさん持ったまま漂っている。

 

一生懸命勉強するのは嫌だけど、お金が欲しい、頭が良くなりたいとか。

お金は欲しいんだけれども、金儲けをしているっていう風に思われたくないとか。

有名になりたいけれども叩かれたくないとか。

矛盾する目標を立てると、思考が止まってしまいますよね。

 

そういった、矛盾する目標を矛盾しないで貫くためには、

自分の目標を繋げるためにはどうすればいいのか?

を考える必要があります。

 

有名になりたいという感情が丸出しでも良いんです。

それ自体は良いモチベーションになるかと思います。

然れども、承認欲求はほどほどにしないとキリがありません。

 

せっかくなら。

もう一つ上の自己実現欲求を目指して、

理想の自分になれるように努力を向けるほうが健全だと思います。

 

その自己実現の中に、本当に医学教育はあるのか。

自問自答してみるのも面白いかもしれません。

 

再問。あなたは10年後、予備校講師になっていますか?

最近。

民谷先生とスペースで交流する機会があり。

医学教育について相談してきた方で、

情熱を持っていても、初期研修中に実際に行動を起こしている人はほぼいない

という発言をされていたのが印象的でした。

twitter.com

 

情熱があれば、ではなく、

確固たる情熱を保持していないと実臨床との折り合いは厳しい現実があります。

 

医学教育に精通している先生方も、周りの専業医師からは

「臨床をしていない方は医者じゃない」といった視線を向けられ、

少し落ち着いて外来や病棟に戻ると

「やっと臨床に戻ってきたんだね」

と言われてしまうそうです。

 

そうした現状を踏まえても。

医学生や医者はなんだかんだリスクをとらない性格の方が多いので、

新規立ち上げなんて皆無もっての外で、

医学教育に興味のある志の高い学生も加速度的に減少していきます。

 

数少ない風前の灯も、

臨床がひと段落した際に大手予備校短期アルバイトに乗っかる人がマジョリティです。

(現に、兼業で行っている高名な先生方でさえ、ある程度臨床が落ち着いてからの場合が殆どです)

 

しかし。

声を大にして言いたいのは、

医学教育は臨床の“逃げ場”では決してありません。

 

この記事を読んで相当に不快に思った方も多いはず。

「自分は絶対に講師になってみせる!」

「講師でもない豚が偉そうに」

「わいのほうがフォロワー多いんだが?( ´∀` )」

という意見も既にたくさん、たくさん貰っています。

 

そんな、あなたへ。

 

その熱意を忘れずに。

ずっと残していてください。

 

最後にちょっと説教じみた話をしますと。(ずっとしている気もするが)

仏教には自燈明という言葉があります。

開祖のブッダがなくなるとき、弟子たちに

「これから私たちは何を頼って生きていけばいいのでしょうか」

と聞かれブッダ

「わしが死んだら、自分で考えて自分で決めろ。大事なことは全て教えた」

と答えたそうです。

 

自ら明かりを燈せ。

 

つまり、他の誰かがつけてくれた明りに従って進むのではなく、

自らが明かりになれ、と突き放しました。 

 

人の時間は有限だからこそ、

モチベーションが高いうちに、

スピード感をもって「最速」「最短」で実行していくべきだと思っています。

 

頭の中の名作より、実際に書いた駄作の方が優れているように。

 

既存の医学教育を改革してやる!

という不退転の決意のもと。

 

いつの日か。

皆さんが全国の医学生を引っ張っていく日を楽しみにしています。

 

全ての医学教育者に、幸あれ。

ハレルヤ!

*1:あっちゃんは元々慶応卒のインテリ芸人だったからこそ需要とマッチしたのです

*2:mansplaining:男性について使う言葉。(通常は女性に話しかけている時に)必要もないのに、横柄だったり、相手を見下していたりするようなそぶりでものごとを説明すること。とりわけ保護者ぶっていたり、男性優越主義的な態度を示していたりすると思われるような口ぶりの時に使う。