国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

医師国試浪人生における「多浪」。

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空を見ろ 星を見ろ 宇宙を見ろ

 

こんばんは、ひゃくとんです。

この記事書いてから。

hyakuton100t.hatenablog.com

 

色々と安心したのか。

ものすごくぐったりしています(´・ω・`)

すんすん。

 

そんなこんなで。

私が皆様にお伝えできる浪人生活情報は。

今回でひとまず最後です。

ラストサムライ

 

締めくくりのテーマは。

国試不合格が2回以上となってしまった「多浪生」についてです。

 

正直。
多数年浪人を経験していないので、

本当の心のうちというものは、見ることが出来ていません。

 

「多浪の気持ちは多浪にしか分からない。」
「合格した途端に偉そうなことを言うな。」
「一度目の浪人で受かったお前に何が分かる。」
というご意見がご尤もかと思います。

 

しかしながら。
私には、多浪となった皆さんの心が、苦しいほどに想像できます。

 

何故なら、ひゃくとん。
誠に恐れ多く有り難いことながら、今年一年間。


若干名の多浪生と一緒に、

一浪生は私のみという構成メンバーで「勉強会」を行っていたからです。

 

その方々は。
1名の方を覗いて、
残念ながら、今回も不合格という結果になってしまいました。

 

そもそも、今回の私も。

あと数点足りなければ、もう一度国家試験を受けることとなっていたほどの成績しか取れませんでしたので、不合格となってしまった方々と知識に関してそこまで大きな差があるとは思っておりません。

 

しかし。

そのときに語り合ったことや、実際の勉強風景。
各ターム毎の学習方法や、直前期の過ごし方。

 

自身の勉強を進めながら、年間を通して交流し、
模擬試験の成績や本番の成績を伺っているうちに。
「奇しくも不合格となってしまう方の共通項」
が見えてきました。

 

Nの数が少なく、ケーススタディであることには変わりないのですが。
その中から、皆さんにも役立てることを中心に纏めていきたいと思います。

 

「浪人」に対する根本的な考え方の差。

多数年浪人生の方々に意見を聞くと。

「浪人しそうだな……」と言葉に出してしまう際には、

大抵その年も浪人してしまうことが多いようです。

 

言葉の呪いは絶大で。

一度出てしまうと、二度と元には戻せません。

その言霊が自分に重くのしかかり、

言葉の方向へと自然と脳が向いてしまうのが人間です(´・ω・`)

 

特に直前期。

意識が少しでも「浪人」へと向いてしまったら、

その時点で直前期の学力向上は難しくなります。 

 

ここで勘違いして欲しくないのが。

この場合の「不合格への不安」は、決して成績と相関しないということです。

 

模試の成績が良く、回数別過去問集を何度もこなしている方でも、

「また浪人するかも」という疑念が生まれた場合は、大抵言葉の通りになってしまいます。

 

そこには。

「浪人生活への甘え」が多少なりとも見え隠れします。

 

甘え、というと語弊がありますが。

要するに「今の状況に不満を持っていない」ということです。

 

親御さんが裕福であったり。

友人と気軽に会える住まいであったり。

バイト等の収入源があったり。

 

こうした、現在の環境への依存度が、

特に浪人1度目の方々と根本的に異なっているように感じます。

 

浪人生活がもう1年継続するかもしれない、と思ったときに。

心のどこかに少しでも「まぁ、いいか」という思いがある以上。

 

浪人スパイラルから抜け出すのは難しいのかもしれません。

 

覚えるべきポイントの違い、幹と枝葉と。

youtube内でも述べましたが。

浪人生は、どうしても細かい知識を勉強してしまいがちです。

 

これ自体は個々人の勉強のペースに応じてずんずん進めて頂きたいのですが。

浪人生の多くは「病態・症候・検査・治療」という、

「幹」となる知識の定着率が低い場合が多いです。

 

具体的には。

「疾患名をみて、病態を一言程度で簡潔に説明できない

(もしくは、説明すべきポイントを説明できていない)」

「解剖生理と症候との関連性を無視している(丸暗記になっている)」

「クッシング症候群の検査での鑑別は理解しているのに、治療がパッと出てこない」

など。

 

これらは口頭試問や模擬試験の結果からも明らかで、

CBTレベルの疾患知識・正答率90%代の問題でも普通に間違えます。

 

このように陥ってしまう最大の理由は。 

「あーはいはい、知っているよ」

という、素直でない学習態度にあるかと思います。

 

浪人生活を始めると。

春先は解剖生理から始まり、基礎的な知識を付けていくことになります。

 

しかしながら。

過去問が変わらない限り、何度も解いている問題を解きなおすことになります。

もはや、答えは覚えてしまっているような状態です。

 

正直。

解剖生理などの一般総論や有名な臨床問題などは、

1度解いてしまっている・既に講義で解説を聞いている経験があるため、

どうしてもじっくりと学ぶことが出来なくなってしまいます。

 

所謂「答えありき」での勉強です。

 

そうなってくると。

特に臨床問題に対する考え方や解き方について学ぶ前に次へと進んでしまうので、

「知識はあるけれどマダラ地方」という有名症候に陥ります。

 

模擬試験での好成績による「驕り」。

大手予備校の模擬試験というものは、

そのほとんどは、国試の過去問をベースに作成されています。


ということは。

過去問の勉強が間に合っていない現役下位は、

春夏の模試にて軒並み成績が悪く、
過去問をよく演習している浪人生は合格安全圏な得点率となります。

 

さらに。

模擬試験の問題というのは意外と「プール問題も多い」という事実も、

浪人を経験して初めて知りました。

 

毎年500問のセット組をいくつも作成するというのは、

いくら多くの先生方に頼んだと言っても限界があります。

(特に、国試本番にしばらく出ていない稀な疾患はそもそもの母数が少ないため、

臨床像や選択肢を流用せざるを得ないんだとか)

 

実際、今年の模試でも。

全受験者の正答率は低いのに、浪人生の正答率は高いという問題がいくつもありました。

 

つまり。

昨年度も予備校の模擬試験を受けていたり、

先輩から過去の模擬試験の解説書を貰っていると、

図らずしも「模擬試験対策」が確立してしまうのです。

 

これが、私も経験している「模試マジック」の正体です。

実際、私の周りの多浪生にも、得点率80~90%台がゴロゴロいました。

当然これは実際の実力とは言い難く、昔解いたことのある類題を何となく覚えていて解答を選んでいる可能性があるんです。


ところが。

直前期になり卒業試験が落ち着き始めますと。

上述の「現役下位層」は、過去問を数年分演習し始めます。


そうなると、直前の短期記憶の定着の良さもあいまって、
本番で、過去問類似問題での差はつかなくなります。


となると。

本番で差がつく問題は、新作問題・思考力を試す問題であり、
卒試で新作問題や鑑別の多い臨床問題に悪戦苦闘した「現役下位」は得点できる一方。

「浪人生」は成績を落とすこととなり、

浪人はなかなか受からないジンクスが出来上がるのです。

 

加えて。

上記の通り、根幹となる病態や考え方の勉強を蔑ろにしてきた浪人生は、

本番で少しでも過去問と違う問題が出たり、或いは、

過去問に類似しているものの問われる内容が違う場合。

 

途端に太刀打ち出来なくなってしまいます。

 

加えて浪人生は、

「模試で高得点が取れるが故に『その年の模試』をしっかり復習しない」

傾向にあるので、模試の復習の時点でも現役生と差がついてしまいがちです。

 

王道をはずれてしまう。

医師国試対策の「王道パターン」というのは殆ど決まっていて。

 

・夏までにメジャー・マイナー科目を一通りこなす

・夏から模擬試験を受け始める

・秋ごろからメジャー・マイナー科目2周目、公衆衛生を終わらせる

・直前期から本番までに直前講座・必修・回数別演習・模試の復習

 

以外にありません。

 

しかしながら。

春にマイナー知識を始めてみたり(自戒)

公衆衛生を直前期までしっかり学習しなかったり、と。

 

普通の受験生が普通にやっている勉強が、出来ていない。 

 

何より。

最も伸びる時期である直前期に、

突然QBを解き始めたり、新たな講座・参考書に手を出したりと。

上記以外の勉強法に走ってしまうことも多いようです。

 

国試対策として何を選択していても合格することはできますが。

「いつ、何をすべきか」ということは常に考えていかなければなりませんよね。

 

多浪から抜け出す、ただ1つの方法。

多浪生というと、どうしても「合格点に足りない知識しかない」というイメージがあるかもしれませんが。

 

実際には非常に優秀な方々が多く、

本当に、本番だけ振るわないだけという方も結構いたりします。

 

そんな、彼ら彼女らが合格するために必要なこと。 

 

それは非常にシンプルで。

「自分を多浪生扱いしないこと」

です。

 

4月から初めて国家試験対策を始めるように、

1度解いたことのある問題でも、真摯に解説を聞く。

 

答えを覚えてしまっていたら。 

選択肢を隠して鑑別してみたり、逆に回答選択肢から問題文を想像してみたりと、

アプローチの方法を変えて、過去問をしっかり味わう癖をつける。

 

直前期は最低でも12時間は勉強し。

直前講座や回数別、模試の復習や自分の苦手ポイントをがっつり追い込み、

知識のピークを本番に持ってくること。

 

「現役生(初学次)であったらこうしていただろう」という初志を忘れず。

基礎を学ぶ時期は基礎を学び、決して驕ることなく。

 

この春から、1年間で受かるんだ、という覚悟。

 

これさえあれば、何年国試を受けていようが関係ないと思っております。 

 

 私見 。

これは当然の事実ですが。

浪人、というのは決して肯定できる状況ではありません。

 

合格した今でも。

私は「浪人して良かった!」などと思ったことは一度たりともありません。

 

浪人を肯定していいのは、

「自分の周りすべての人々が、浪人を許してくれる環境にいる人間のみ」

です。

 

親御さんも。友人も。就職先も。

何より、自分自身も。

「数年間待ってあげるよ」という優しい世界の出身者だらけならば。

 

浪人して良かった、と声高々に宣言しても許されましょう。

(そのような環境下ならばもはや何をしても許してもらえそうですが)

 

かといって。

浪人生活の全てを否定するつもりもありません。

 

特に、人との出会いは本当に一期一会で、

浪人したからこそ出会えた御縁に関しては感謝してもしきれないほどで、

幸せでいっぱいです。

 

だからといって。

「浪人している事実から、目を背けてはならない」

そう、思っています。

 

国試浪人という十字架を背負う後ろめたさはあるかもしれません。

 

それでも。

十字架を背負った上で、自分は医師になるんだという想いの強さ。

その想いが、いつかではなく、この1年間の自分を変えてくれるはずです。

 

 

全体的に厳しい内容のブログになってしまったのも。

ひとえに、

医師を目指す、全ての国試浪人生に合格して欲しい

と切に願っているからこそ、なんです。

 

今一度、自分と向き合って。

この1年で、勝負を決めましょう!!

ばばん!

 

いつもどうもです!

私にできることは限られていますが、

困ったときには、いつでもコメントしてくださいね(`・ω・´)


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医師国家試験浪人生活・徹底比較!~ひゃくとん編~

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自分も書かねば、フェアではない。

 

こんばんは、ひゃくとんです。 

 

遂に3月最後の週末でしたね。

来週からはもう4月。

 

新生活や新学年にワクワクしていることと思います。

ゴロリ。

 

国家試験に不合格となってから季節も巡り。

月並みではありますが。

本当に、あっという間でした(´・ω・`) 

 

今日はそんな。

「ひゃくとんの」浪人生活についてです。

所謂、合格体験記ってやつですね!

ずんずん。

 

すでに。

この1年間で、皆さんにお役に立てる内容はまとめて記事にしておりますが。

 

ありがたいことに(?)

「ひゃくとんはどうやって過ごしてたの?」

「予備校行ってたの?それとも宅浪?」

「どうして男なんだよ!女の子だと思っていたのに!怒」

というご質問を仰山頂きまして。

 

この1年。

本当に、本当に多くの方々から応援を賜りましたゆえ。

『おまけ』という形で、全て公開したいと思います!!

 

 【最重要】はじめに。

ここで、皆さんに強調したいことが2つほど。

1つ目は。

「私の浪人方法は決して皆さんの参考にはなりません」

こちらについては、この記事も合わせてご覧ください。

 

hyakuton100t.hatenablog.com

 

 

そしてもうひとつ。

「私はこの方法で『本番の』成績が現役時よりも下がりました」

 

重要なので何度も言います。

 

ひゃくとんは、1年間の浪人生活で臨床の成績がダウンしました( ノД`)シクシク…

推移は以下の通り。

 

      110回                   111回                  増減(%)

必修     156点 (79.2%)        176点 (90.7%)            11.5

一般     134点 (67.3%)        144点 (72.7%)              5.4

臨床     456点 (76.8%)        390点 (65.0%)        △11.8 

 

来年度(112回)より、

一般と臨床は合計点にて合否を決定するという情報もあるなか。

こんな成績でありながら、自己顕示欲宜しく、

ブログとして自身の軌跡を記事にしているのには理由があります。

 

それは、ひとえに。

皆さんには、こんな不都合な浪人生活を送ってほしくなく、

ボーダーギリギリの点数で、ビクビクとした春休みを送って欲しくないからです。

 

だからこそ。 

「良くない浪人生の例」

として、この不毛で要領の悪い浪人生活をケーススタディとして学んでいただき、ぜひぜひ、反面教師として皆さんの浪人生活に役立ててください!

 

 結局ひゃくとんってどんな1年だったの?

まずは。

もったいぶらずに、私が実際に過ごした1年間について語りたいと思います。

 

簡潔にまとめると。

 

予備校Aに少しだけ通いほとんど行かなくなり(出席率15%以下)
予備校Bの模試を受け
予備校Cの友人と勉強会をし
自宅では予備校Dを受講しながら
E社の問題集を解く

 

という。

ハイパーお馬鹿な1年間を過ごしておりました(´・ω・`)

ででん!

 

そうです。

非常に効率の悪い、最悪の勉強計画の元に歩んでいたのです。

 

浪人が決まり、予備校へと通うことになるのかなと漠然と考えていたひゃくとん。

しっかし。

それぞれの予備校に、習ってみたい・受講してみたい講座が分散しており

「ここだ!」と決めるのにすんごく時間がかかってしまいました。

 

結果として。

「すべての予備校にちょっとずつ首を突っ込む」という、

1番やってはいけない予定に。。。

 

これが後述する、本番での成績downの原因の1つだと考えております。

 

 実際に受講したネット講座・模試一覧

● TECOM

 ・覚えることが減っていく!基礎力養成講座

 ・SELECT講座 

 ・TARGET講座

 ・公衆衛生講座

 ・必修問題予想講座

 ・救急対策講座

 ・ラストV講座

 

● MEC

 ・病態生理講座

 ・解剖生理講座

 ・臓器別対策講座

 ・症候学講座

 ・特別講座・治療薬

 ・サマライズ(メジャー・マイナー)

 

● MAC

 ・国試で問われる最速講座

 ・国試最短講座

 ・国試直前大予想講座

 

● medu4

 ・全講座(テストゼミ、究極マップ含む)

 

●その他、主に使用した参考書など

 ・QB voi.1~7(主にOnline ならびに QB Assistを利用)

 ・合否を決めた206問(井出冬章/医学評論社)

 ・「まとめてみた」シリーズ(天沢ヒロ/医学書院)

 ・year note 2016

 

●模擬試験

 ・TECOM  1~4

 ・MEC  夏・冬

 

……どうです。

凄い非効率でしょう?(ドヤァ

 

あれだけ「復習が大事!」と言っておきながら。

同じ教材での復習は多くて2周。

 

多教材を回すことで復習しようという、トンデモ理論で過ごしておりました。

 

おかげさまで。

大抵の医師国試予備校講師には詳しくなりましたね(笑)

 

 模擬試験の成績はどうだったの?

既にネットでの閲覧ができなくなっていたので、

ぱっと手元のあったTECOM 3 の結果を載せますと。。。

  

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こんな感じでした(´・ω・`)

他の模試も得点率はどの時期のものも、上記と同じくらいだったかと。。。

現役時代は、得点率は7割前半で推移していたかと思います。

 

※ 浪人生は自宅受験が可能であり、マークシートと同時に解説書も届くので「本番と乖離しすぎ!」「解説書見ながら解いたのでは?」との疑念に関しては、もはや信じて頂くしかないですね(汗

 

つまり。

模擬試験だけをみるならば、浪人生活によって成績は上がりました!

 

……ですが。

模試は、模試です。

本番ではギリギリでしたので、知識の定着率や本番力はお察しです。

ご質問が多かったので、ご参考までに。

 

 浪人したのに本番の成績下がっとるやんけ!

上記の通り。

極度の不安症から、手広く色々なものに手を出してしまった私。

 

今回、臨床の成績が大きく下がってしまったのは、これが一番の原因だと思います。

 

実際。

予備校に通ったり同じネット講座を見続けている方々は

総じて本番での成績がアップしていることからも自明で、

「同じものを何度も繰り返して味わう」

のが一番であったと痛感しております。

 

もう1つ。

こちらは気質的なものであり言い訳にもならないのですが、

ひゃくとん、極度の緊張症でして(´・ω・`)

人生で「本番」とつく試合・試験では、悉くカチコチでした。

 

無論。

殊に資格試験である国家試験に関しては「成績」が全てなので。

そういったメンタル事情や当日のコンディションも含めて実力だと思っております故。

 

成績低下の件に関しては、何も言い訳できません。

 

ですが。

ただ1つ強調させていただきたいのは。

「各予備校テキストは特色は違えど、どのテキストでも合格点は取れる」

ということです。

 

もし仮に。すべての講座をしっかり身に付けられてたならば。

「国家試験を徹底的に分析して作成された『あたらしい』テキストで学び」

「検査から治療までのアルゴリズムを『標的』にした講義で学びつつ」

「臨床力と予想力で『要約』された知識を学びながら」

「直前期には長年の講師力にて裏付けされた『大予想』で学んだ」

訳ですから、当然、臨床力は向上していたはずです。

 

何より。

私の最終的な目標は、本番で良い成績を取ることではなく、

国家試験に一刻も早く合格することでしたので、各テキストを絶賛したり批判したりできる立場にはおりません(;´・ω・)

 

その辺りも含めて、参考にしていただければと存じまする。

 

 めちゃんこ講座取ってるけど、浪人資金はどこから??

今回の浪人生活に関して、少しでも親に負担をかけたくなかったので。

6年間のバイト代を全て、上記のネット講座代・参考書代に回しました。

 

「そんなにお金あるわけないやろ!」

「各予備校のHPから項目コピペしただけやんけ!!」

ってくらい受講してますが……汗

 

学生時代の出費が少なく、欲しいものも安物が多かったので。

バイト活動に精を出し。

気が付いたら、結構な額を貯めていたんですよ。

(当然、学内試験の結果はお察しです苦笑)

 

しかし当然、それだけでは「年間の生活費」を賄うことが出来なかったので、

「今年もバイトをして生活費にしたい」と両親に打診したのですが。

「勉強に集中できるように」と、大学生活に引き続き、生活費を頂いておりました。

 

両親には本当に感謝です。

ひゃくとんの情けなさったらないですね(´;ω;`)ウッ…

 

ちなみに。

各予備校とも、ローンでの返済が可能ですので、

卒後、月に5万円ほどの返済能力があれば十分に通えると思いますよ!

 

 その他

 

上記の通り。

浪人生活はヒトによって様々です。

 

金銭的・環境的にどうしても予備校には通えない方。

 

だからこそ。

自分の信じた浪人生活を、是非とも続けてください。

 

youtubeでも述べましたが。


ひゃくとん氏と楽しく対談♪

 

間違った努力は、人を裏切ります。

 

そういった努力の方向性を見誤らないように。

予備校の説明会へ参加したり、講座サンプルを見たりして、

1年間、やり抜けそうな浪人生活を見つけてください。

 

このブログを含め。

インターネット上には様々な情報が流れています。

 

後にじっくりご紹介できればと思っているのですが。

新たな国浪ブロガーも誕生しています。

 

皆さんは、1人ではありません!

我々を上手に利用して、がっつり合格を掴みましょう!

 

いつもどうもです!

今回の記事も結構、ブログにしようか悩みましたが。。。

嘘や誤解なく情報を出したつもりです(*ノωノ)

 その他、ご質問があればぜひぜひ!


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医師国家試験浪人生活・徹底比較!~medu4編~

※【注意】以下の記事を必ず読んでからご参照ください※

 

hyakuton100t.hatenablog.com

 

さてさて。

昨年度、各予備校の説明会の内容を比較し吟味するために始めたこの企画。

 

正直。

「medu4編」については記事にするかどうか悩みました(´・ω・`)

 

理由としましては。

・昨年度(2016年)が開講初年度であること

・medu4オンリーでの国試浪人生数が未知数であったこと

・ネット講座という性質上「合格率」という観点からは比較しづらいこと

・穂澄先生にお会いしたばかりで恥ずかしい(*ノωノ)←

 

などが挙げられます。

 

しかし。

先日、実際に穂澄先生にお会いした際。

「是非とも、気にせず自由に書いてください!」

というありがたいお言葉を賜ったので。

 

いつも通り、自由に書いちゃいます!

しゃきーん(`・ω・´)

 

穂澄先生との対談動画はこちら!


ひゃくとん氏と楽しく対談♪

 

とはいいつつも。

上記の訳があるため、この記事に関しては。

テイストとしては既存の類似記事と同様のテンションで書かせていただきますが、

「昨年度、実際にmedu4の講義を使用した6年生ならびに国試浪人生のナマの声を、ひゃくとんなりに収集・まとめさせていただいたもの」

という視点で閲覧いただければと存じます。

 

いつにも増して。

あくまでも私が聞いた・得た情報なので「間違っていることも多い」です。

『ひゃくとん、ホンマに受講してたんかい!?』

って方はコメントください、むしろ助かります。

 

 用語説明。

予備校生:本科生として校舎に通う浪人生。medu4には2017年4月現在、

     校舎による生講義はないため、今回の場合は「他予備校生」と同義。

医師国家試験対策、新時代に突入!~medu4とは~

 

medu4.com

 

※ リニューアルにより新サイトへ。2016年までの旧サイトは こちら

 

医師国家試験過去問データベース – Database of Japanese Medical Licensing Examination

 

PCやスマートフォンの普及により、世界は大きく変わりました。今後、デジタル化の波はさらに加速し、生活はより便利になっていくはずです。その波の中で医学教育(Medical EDUcation)、さらには世界の教育の中心にありたい。そうした願いをこめ、medu4(メデュフォー)を結成いたしました。

                  ※ 上記HP内「当サイトについて」より引用

との言葉にもあらわれておりますが。

大手予備校にて教鞭をとっていた穂澄先生が、

退職後に『第4世代医療教育集団』として立ち上げた医学情報発信サイトです。

 

大学受験予備校で例えるならば、

Z会や学研ゼミのような位置づけでしょうか。

 

最新(2017年度)のサイト説明についてはこちら。


medu4 SCHOOL 2017始まりました!

 

上記のリンクの通り、medu4は校舎のようなものは存在せず、

・ネット講座による医学教育

・医師国家試験過去問のフリー閲覧ならびに解説、各問題議論掲示

という2本柱で運営されております。

 

ネット講座のテキストに関しては、

「申し込み後にpdfファイルをダウンロードし、利用する」

というシステムなので、カスタマイズし放題!

 

繰り返し印刷して穴埋め問題集として利用したり。

問題演習部分だけ持ち歩いたり。

タブレットに直接書き込んで学習したり。

 

まさに、第4世代の名の通り、最先端の受講形態です。

 

また、主宰である穂澄先生はデジタル医療教育に熱心な先生であり、

youtube内に医学関連の無料動画もUPしております。

予備校本科生も受講、驚異の認知率!

medu4 SCHOOLに関しては、活動開始が昨年度(2016年4月~)であるにも関わらず、

その知名度は驚異的であり、Twitterや口コミを通して多くの受験生・医学生に知れ渡っていることは、穂澄先生のTwitterフォロワー数増加率や過去問データベースでの書き込み数からもお分かりいただけるかと思います。

 

その受講者は、受験生である6年生や自宅浪人生に留まらず。

目の前の講師の講義内容に不信感があるのか大手予備校の本科生にも受講者がいたほどです。

 

これだけ情報に溢れているネット社会。

医学生も御多分に漏れず、常にアンテナを張っていたということですね。

 

新機軸「テストゼミ」の凄さ。

今回、実際にmedu4 SCHOOLの受講生に意見を伺ったところ、

その殆どの方が「受講して良かった!」と声を大にして大絶賛していたのが、

「国試横断テストゼミ」です。

 


【国試横断テストゼミ・Intro】10月後半からの学習スタンス

 

国家試験の過去問やオリジナル問題の演習セットを、まず自分で解き。

解説講義を聴いて、採点しながら反省と次回への改善点を記していく。

 

という。

今までの予備校業界にありそうでなかった、問題演習型ネット講座です。

 

自分だけでしっかり考えて解答へたどり着いた後、

実際に先生が解く「思考のプロセス」を追体験することで、

その学習効果は絶大なものとなります!

 

また、復習のチェックや各論への知識の広げ方など。

まるで自分の間違った学習法が見られているのではというほどの的確な指摘は、

まさに国試研究家であり、長年個人指導に従事してきた穂澄先生の真骨頂です。

 

「予備校」は今や「通う」場所ではない!

先日、穂澄先生ご自身がyoutube内にこのような動画をUPしました。


予備校には通うべきか

 

まず大前提として、私も。

「予備校へ通う絶対的な必要性はない」

という意見の立場です。

 

特に国試浪人生にフォーカスを当てますと、

卵が先か、鶏が先か、という問題はありますが。

『そもそも予備校に通って合格した人間は、

予備校に通わなくっても合格できたポテンシャルがあった人間である』

という自負があります。

 

ひとえに予備校といっても、学習環境や勉強計画は導いてくれますが、

実際に通い、講義を受け、小テストに挑み、自習室で復習するのは

受験生本人だからです(´・ω・`)

 

本当に自己管理能力がない人間は、予備校にすら通わなくなります。

そのような、最も救われるべき本科生・多浪生が何故か、

本科生名簿や予備校在籍者国家試験受験者から抹消されている現実は、

ビジネス面を考慮したとしても、真に予備校と呼ぶべきではありません。

 

既に6年間大学で医学を学び、

過酷な試験の数々を修了したという「証書」を受け取っている以上、

各大学のOB・OG宜しく「合格の素養」は絶対にあるのです。

 

結局。

予備校に通う本科生が金銭で買っているのは学力ではなく、

1人で勉強計画を実行できるか・合格できるのかという「不安」そのもの

だという事実は忘れずに、自分と向き合ってもらえればと思います。

今後はTwitterで繋がっているあの先生も!?

ここからは予想の観点の域を出ないのですが。

穂澄先生は現役・退職問わず、医師国家試験講師の先生方と幅広く交流しているようです。

 

昨年度は直前期に総勢5名の先生方と「わらしべ国試チャレンジ」*1を開催し大いに盛り上がりました。

 

現在のフォロー&フォロワーの先生方に留まらず。

穂澄先生と繋がっている&面識のある先生が、今後medu4講師として教鞭に立ったりコラボ企画に参加したりする可能性は大いにあります。

 

今やすべての大手予備校から注目を集めているmedu4。

今後も動向には目が離せないですね。 

実際の受講生の意見。

・MEC時代の穂澄先生から継続する形で受講。分かりやすさは勿論、マイナーから公衆衛生も穂澄先生なので、国試全範囲をどんなふうに解いているのかが分かって感動した。

・個人的な1番の魅力は安さ。全部受けても10万円前後の受講料で十分に合格できる分量の過去問を学べるのは大きい。

・動画配信日が流動的なのはつらかった。

・自分で印刷して、パンチで穴をあけるのが苦痛だったのでタブレットを購入して、直接ファイルに書き込んでいた。

・客観的に知識をアウトプットする場がテストゼミだけなので先生の推薦通り模擬試験を受験した。

・ほかの予備校と比べると掲載問題数が少ない(補足:少ないといっても、総数はTARGETと同じくらい)のが気になったけれど、だからこそ、選ばれた問題なんだと判断して何度も繰り返して覚えた。

・各論では左ページにまとめ、右ページに臨床像(典型例の国試過去問)という構成になっていて一目瞭然。その反面、すべてそのようなページ構成になっているので、ノートに書き込んだ位置などで記憶することの多い人にはひと工夫必要かと。

・直前講座(国試究極MAP)は一般知識を確認するのには最適だった。ただ、臨床問題に不安のある人は模試の復習のほうにウエイトを置いたほうが伸びるんじゃないかと感じた。

・具体的な受講者の数が分からなかったので「周りでmedu4取ってるの自分だけなのでは」と不安になっていましたが、試験会場では究極MAPや印刷されたmed4u4テキストをもってきている人がチラホラいたので安心しました。

・過去問データベースは無料で閲覧出来て、検索もしやすいので大いに活用したが、コメントのなかには明らかに不必要な書き込みが残っていて2chみたいになっている削除など対応して欲しかった

・宣伝動画だけではせっかくのチャンネル開設がもったいないので、もっとyoutuberとしての活動を増やしてください。

 

私見

再三に渡り申し上げてきましたが。

「合格」というもののみにフォーカスを当ててしまえば、

どの教材・予備校・ネット講座を利用しても合格はできます。

 

そして、穂澄先生のおっしゃる通り。

medu4だけでの国試合格は十分可能です。

 

最重要なのは。

自分の選んだ国家試験対策を、最後まで信じてやり抜くこと。

 

同じものを何回も何回も繰り返し、

問題の意図、講師の解説をかみ砕いていけば、

必ず成績は上がります。

 

選択肢がたくさんあると、

どうしても気になってしまうものですが。

 

自分の大好きな先生と、

二人三脚で進んでいく気持ちで。

 

しっかりじっくり、

ズンズン勇往邁進できる対策を選んでください!

 

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……。

などという、ふざけた態度でバナークリックを請うていた頃の自分を戒めたい(´・ω・`)

*1:Twitterアカウントで情報発信する医師国家試験業界の著名な先生方が、日替わりで国試の重要事項・予想事項を出題。