寒風の候。
どもども、ひゃくとんです。
表題から物騒な話ですが。
先日、母から『血尿が出た!』と報告があり。
病院受診し膀胱炎の診断、お薬貰って今は落ち着いたものの
『一時はどうしようかと思ったわよ~』
と本人はあっけらかん(´・ω・`)
人間、寿命には勝てず。
長生きすればするほどに、どこかしらに支障は出てきますもんね。
長生きといえば。
年末年始、割と実家に帰省する機会が多く。
父親と話す機会もそれ相応にあったのですが。
白髪の増えてきたこと。
コトコト。
曰はく。
数年前まで白髪染めをしていたようですが、
面倒になり辞めてしまったとのこと。
普段から、
「人を見た目で判断するのはウンヌンカンヌン……」と講釈を垂れ流していた割には、
いざ相まみえる父の老化に「大分老けたなぁ」と。
両親が年を取れば取るほどに。
自分も同じように年を取っているわけで。
いつか全員が訪れる最期の刻に想いを馳せるわけです。
自分も、親も。
いつまでも生きているわけではない。
とはいえ。
常日頃から、毎日を一所懸命に!などと勇往邁進している訳ではなく。
傍から見れば贅沢とも言われる日々をのほほんと気ままに暮らしているのですが。
自分よりも生い先の短い(であろう)肉親と顔を合わせるたびに、
其子らしくひとりごつのです。
親孝行ってなんだろう。
と。
生まれてから今に至るまで。
無償に等しい愛で殊に成人まで育ててもらい。
血の繋がりに感謝しつつも。
血族が故に生まれる憎悪もありなん。
そこも含めて家族だ、というほどには、
自分自身が対して熟してはおらず。
それは。
単に人間としての素養の問題か。
はたまた、自分が親になっていないからなのか。
いや。
同じ目線で語るのはどうかと思いますが、
愛犬に対しての無性の愛はほぼ親心だと思って育てているはずで。
かたや。
その見返りを求めることなど毛頭なく。
ただただ健やかに過ごしてくれればそれだけで十二分に満足な状況を鑑みるに。
結局は、孝行なんてものは本人のエゴに寄るところが大きくて、
たぶん、全くしなくても、全身全霊で尽くしても、
後悔はする。
極論ではありますが、墓参りも同様で。
自身の先祖を勝手に推し量るに、
墓参りに来ない当代を呪ってやるだの不幸ものだのと
揶揄するご先祖はいなかろうと蔑ろな考えも浮かびながらも。
故人を想い忘れないこと、そのこと自体に意味があるのだと言い聞かせ。
同じく。
どのみち後悔するならば。
やれる範囲で、やれるだけのことをやろう。
と。
紅白の故郷を慮る。
そんな、一月の最後なのでした。