こころの処方箋。
こんばんは、ひゃくとんです。
久しぶりに、予約投稿*1でのブログ記事です。
ずずん。
というのも。
今回の記事。
結構、重いんですよ。
へびぃ。
ダークな記事なので。
MP全回復している状態での閲覧を
おススメします。
実際、ひゃくとんも。
この記事を推敲するたびに落ち込んで、なかなか更新できませんでしたので←
満を持しての更新!?
いいえ。
満身創痍の更新です(´・ω・`)
下らない前置きはこの辺で。
今回のテーマは、浪人生活における精神状態(メンタル・モチベーション)についてです。
ぱちぱち。
国試浪人生は鬱々としやすい。
理解のある方々は。
「全国の医学生が必死に勉強しても下1割は落ちる」
「試験を受けられる=医学部卒業できただけでも相当の努力」
という、ありがたいお言葉をかけてくださいます。
でも。
だからこそ。
客観的事実として存在する
『合格率90%の試験に不合格となった者』
という立場は、本人にとって相当に辛いものです。
受験する度に下がっていく合格率。
先に臨床現場で働く同期の活躍と自分との疎外感。
その現実に耐えながら、1年間勉強をし続けることとなります。
不合格決定直後の心境。
ひゃくとんの場合。
既に引っ越しが完了し、インターネット回線を開通させた次の日に。
部屋の隅で、1人で確認しました。
私の部屋は現役生が固まっていたからなのか。
合格発表速報の受験番号は殆どが連番で、私の受験番号が「ない」ことに気づくのには時間がかかりませんでした。
あ。
ない。
穴がすっぽり抜けているように。
自分の存在が、なかったことになってるんです。
私、医師になれないんだ。
そのことが分かった瞬間。
本当に、自然と涙が零れていました。
しばらく泣いて。
やっと不合格を理解し、周囲への報告をしているうちに落ち着いては来ましたが。
心は、そこにはありませんでした。
受け入れが出来た後に感じてくる”他人の目”
国浪生といっても一枚岩ではなく。
全力で勉強したけれどあと数点で落ちてしまった方。
部活に精を出し、卒業試験で完全燃焼してしまったために
国試本番ではめちゃんこに足りなかった方。
様々な理由で不合格となる方がいて、
当然、それぞれが抱えこむメンタル事情は異なってくるでしょう。
しかしながら。
大学受験時代の浪人と違い「合格率90%」がどうしても重くのしかかってきます。
自分の状況を冷静に見つめることができるまで回復すると。
次に牙を剥くのが。
周囲の視線です。
自分の同級生はもう働いているのに。。。
また親に迷惑をかけてしまった……
後輩と同じタイミングで国試受けるのかーー
という自分の鬱々とした思いは。
同期は落ちた私のことをバカにしているに違いない。
親不孝な子供だ。
後輩からも弄られてしまうんだろうなぁ。
という、被害妄想を生みやすいようです。
周囲の人間も。
「○○さん、国試落ちたらしいよ」
「そうなんだ……!まぁ、確かにあいつはなぁ……」
と、国試に不合格となったことをダシに、
普段その人に思っていたことを吐露しレッテル張りをしてしまいがち。
友人のちょっとした一言に過剰反応したり。
心配して掛けてくれた言葉を深読みして落ち込んだり。
いつも以上に、日常に対して神経過敏に陥りやすいようです。
「国試浪人」という事実は息抜きも重くのしかかる。
一年間、勉強づくめの生活といっても。
メリハリをつけるため、たまには「息抜き」をすることも大切です。
食事や飲酒に始まり。
趣味やお出かけ、旅行まで。
自分にあったストレス発散方法でリラックスし、
日々の勉強に勢いをつけることは非常に重要です。
ところが。
「浪人生は遊んではいけない」という後ろめたさからか、
息抜きの仕方が苦手になってしまう人が多い気がします。
映画を観ていても内容が頭に入って来ず。
せっかく準備して旅行にでかけても、上の空。
オフの時はオフとして完全に気持ちを切り替えて、
全力で休むことに魂を注ぐことに集中すべきだと思いますが。
そうもいっていられない精神状況なのが、浪人生の豆腐メンタルなんですよね。
メンタルが落ち込む時期。
国試浪人生の気持ちがダウンしやすい時期は、おおまかに3度。
・浪人生活が始まって間もない春~梅雨
・ 科目別の学習が一通り終わる秋口
・直前期
が最もメンタルブレイクしやすい時期のようです。
その他、マッチングの時期など、各イベントでも鬱憤とした気持ちに陥りやすいようです。
皆がテンション下がりやすい時期を把握しておくことは、
後述する、自分のメンタルと向き合ううえでとっても大切な指標です。
気温、気圧、胃の調子、ストレス下など。
どのような因子が合わさると落ち込みやすくなるのか、見極めたいところです。
本番で身体症状が現れそうなら、迷わず配慮事項申請書を!
気が滅入る期間にかかわらず。
私たちは、精神状態が不安定な場合は、往々にして身体にも支障が出てきてしまうもの。
イライラや全身倦怠感、貧乏ゆすりに留まらず。
極度の緊張による嘔気や腹部症状など。
どんなに万全を期していても、本番での自身の心身コントロールができるとは限りません。
そんな時には。
我慢せず、躊躇せず、一人で悩まず。
配慮事項申請書を提出しておきましょう!
7 受験に伴う配慮
視覚、聴覚、音声機能又は言語機能に障害を有する者で受験を希望する者は、平成28年10月3日(月曜日)までに試験地を管轄する地方厚生局又は地方厚生支局に「国家試験の受験に伴う配慮事項申請書」 [82KB]を用いて申し出ること。申し出た者については、受験の際にその障害の状態に応じて必要な配慮を講ずることがある。
※ 医師国家試験の施行について|厚生労働省 より引用
こちらの申請書。
障がい者の方はもちろんのこと。
頻尿や下痢などの対応もしてくれます!
本番までに、なかなか改善しないと思ったら。
悩まず、悠然と申請して安心して試験に臨める体制をつくりましょう!
※ 配慮事項申請についての情報を下さったS氏、本当にありがとうございます!
自分のメンタルとの、うまい付き合い方。
ここまで。
実際にうつっぽくなってしまう例を中心に取り上げてきましたが。
やはり。
対策したいですよね。
これは、私からのおせっかいなのですが。
「うつヌケ」は、気分が落ち込んでいる方々に是非とも読んでほしい本です。
気持ちの沈みは、必ず訪れます。
だからこそ「メンタルやられてるなー」と、
自分の「鬱」な気持ちから正面に向き合い、付き合っていくことが
メンタルコントロールの基本です。
落ち込んでも良いんだ。
あとちょっとだけ勉強しよう。
という小さな成功体験を積み重ねて、
モチベーションをキープしたいところですね。
その他、寄せられた御意見。
・学年では上位だったのに国家試験では結果を残せなかった。自分より勉強してなかった、成績が悪かった同級生が合格しているのが耐えられなかった。
・落ちたショックから1カ月は勉強出来なかったけれど、まずは1問解いてみたり、去年のノートをパラパラめくったりして少しでも勉強に気持ちがいくように心がけていた。
・模試の結果が出るたびに塞ぎ込んでたけれど、復習して二度と間違えないように徹底して復習することで落ち込む時間を極力つくらないようにしていた。
・メンタルを保つために、日々のランチは美味しいところにしようと決めていた。
・国家試験前日から終日まで毎日ビール(スーパードライ)を3Lくらい飲んでいた。休み時間は喫煙所でTwitterみて、試験終了後は答え合わせをせず、同級生と飲みまくっていた。
・元同期の活躍を見るたびに鬱になるから、Facebookアプリは一年間削除してた。
・ペットショップの犬を見に行く。ハーブティーを飲む。何でもいいから、心が休まることを無理やりにでも探してリストアップしとくことがおススメ。いざって時にその中から適当に選んで気持ちを落ち着かせていた。
・どんなに勉強が進まなくても、趣味の時間だけはしっかり確保しようと決めていた。
勉強→趣味→勉強→趣味の繰り返しで淡々と過ごして毎日取り組むようにしていた。
・不合格が決まって泣きじゃくってどうしようもなくなったとき、最後に味方になってくれたのは親だった。浪人を機にじっくりと話せるようになれたのは大きいと今でも思う。
・「やる気を出す→勉強する」のではなく「勉強する→やる気が出る」ものだと思っているから、まずは椅子に長時間座ることから始めてみた
・浪人して全く気力がなくなって、心療内科でお世話になった。「うつ」と聞くと尻込みしてしまうし自分を否定してしまいがちだけど、薬を飲めば治るんだと良い意味で前向きに治療していた。
・ネットでも散々言われていたので、毎日日光だけは浴びるようにしてました。
。。。
月並みではありますが。
みんな、同じように悩んでいて。
実際に、上手くコントロールできている人がいるということも、心強い事実です。
そして何より。
周囲の皆は、悩んでいるあなたの味方です。
自分と向き合って。
周囲に支えてもらって。
少しずつ、前を向きながら日々勉強する。
少しでも辛くなったら。
私も力になります。
いつでもコメントしてくださいね!(`・ω・´)
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