国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

「○内障」には幾つの色があるのか。

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みんな いっしょに なくなるよ

ぜんぶの クレヨン

 

どもども。

RADWIMPSの新譜を買いに行ったところ、

見事に売り切れていて悔しい思いをしている豚です(泣)

 

人気のものはすぐに行動しないと、

なかなか手に入らないですね。。。

 

そうそう!

いつもの如く突然ですが、皆さん。

 

「好きな色は何ですか?」

 

ネタ切れしたブロガーのお題

みたいな質問みたいになって申し訳ないです(笑)

 

因みに私は。

「青」

が好きだったりします。

 ブルーノマーズ

 

色って、不思議。

昼の色と夜の色は同じ色に見えなかったり。

人によって見え方が違ったり。 

 

結構、心の動きで見え方異なったりもしますもんね。

ロマン。

 

そういえば。

 

目の病気って、名称に色がついていること多いですよね。

白内障」とか「緑内障」とか。

 

神経範囲では「黒内障」なる症候もありますよね。

 

そこでひゃくとん思ったのです。

「内障」、他の色もないのかなって。

 

んでんで、調べてみると。

ありました!

 

色のつく内障の源流はすべて、

「明眼院」

につながるようです。

 

明眼院 - Wikipedia

 

なんでも。

愛知県内にあるお寺のようで、

日本最古の眼科専門医療施設・日本眼科発祥の地として有名らしいですね。

(なお、現在医療行為は行っていないようです。)

 

南北朝時代

尾張の国の馬嶋清眼というお坊さんが、

夢の中で異国人から医学書を貰ったことから「馬嶋流」が始まったのだとか。

 

私も夢の中で「標準整形外科学」とか欲しい!←

 

そんなこんなで調べていると。

馬嶋氏の書いた書物の中に、こんな記載が。

内障ハ馬島氏の眼 科ニアリテ最モ重ク視シ所ニシテ,別チテ血内 障,石内障,黄内障,黒内障,青内障,白内障, 赤内障ノ七種トセリ。其黒ト云ヒ,其青ト云ヒ, 其黄ト云ヒ,其白ト云フハ,皆瞳孔ノ色澤ヲ見 テ名ヅクルモノ

出典:古文書「眼眼明鑑」

 

ふむふむ。

眼科の教祖は、内障には7色の症状があると記しているんですね。

 

ただし、西洋医学と照らし合わせると、

青内障や石内障は現在で言う「緑内障」、赤内障は「黒内障」にあたったり、

古来の黒内障と現在の「黒内障」は別の疾患概念であったりと、

齟齬はあるようですね。

 

少し脱線ですが。

(個人的には真っ黒に見える)緑内障がなぜ「緑」なのか、

という記載もありまして。

 

緑内障」や「白内障」は古来違った呼び名として

「あおそこひ」や「しろそこひ」という呼び方があるようです。

 

「そこひ」は漢字で書くと「底翳」となって、

底(眼底)に障害があって見えなくなる(暗くなる)ことを意味しているようですね。

 

別な説として、昔のヨーロッパの教科書に緑内障の定義として、

目が濁る病気でその濁りは緑色なので緑の字が当てられたというのもあります。

 

他にも。

古代ギリシャヒポクラテス

「目が地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる」

と申しており、もともと瞳の色が青い人が瞳孔が広がって濃い青に見える可能性と、

もともと瞳孔の色が薄い人が、やはり同じように瞳孔が広がり黒い(青い)目に近くなり、目が青く見えるのことから、

海の色である「緑」が当てられた、という説もあるようです。

 

ロマン。

 

眼科の世界って奥が深いですね。

 

ただ。

内障の色分類、なんとなく、

マジックザギャザリング

*1な雰囲気の漂う色たちですよね←

切札勝舞ぅ!

 

そうそう。

色々書いていますが、

ひゃくとんは学生時代

「肘内障」を眼科疾患だと

思って生きてましたよ。

ハニーボーン!!

 

......うん。

まとめ方がひどい(笑)

 

やっぱり医学系の記事は苦手だー。

ふぴー。

 

おっきい台風来ちゃいますね。

東北の方、くれぐれもお気をつけて。

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*1:世界的人気TCG、通称「MTG」。主に緑白デッキでした