梅雨が明けましたね。
前回は、勉強会の意義と、実際の勉強会の実態について熱く語ってしまいました。
熱く語りすぎて、ただの愚痴みたいになってますね(笑)
今回は、
「じゃあ、どんな勉強会にすればええねん?」
というのを具体的に考えてみたいと思います。
● 自分のゴールと向き合う
なぜ、効率の良い勉強会が少ないのか。
それはやはり。
「勉強会をすること」が目的になっていることが往々にしてある、からだと思います。
周りもやっているから。
何か知識を得られそうだから。
と。
受け身の勉強会だからこそ、このような参事になっているのではないでしょうか。
何のために行うのか。
テーマは何であるのか。
勉強会自体についての意識を共有したうえで、開催したいものです。
そしてもうひとつ。
勉強会のレベルについても、熟考が必要です。
もちろん。
深く勉強することは決して悪いことではなく、むしろ積極的に学習すべきだと思います。
しかしながら。
同じ講義をうけていても、自分の思う「そこそこ、この程度できていれば」と、
隣の人のそれとでは、まるで違うときがあるんですよね。
ましてや教える側の「そこそこ」とは一層ズレが大きいでしょうし、
出題者の考えるものはかなり違うと思うのです。
「これは簡単だ」の知識は、他者にとっては必要のない内容のこともある。
「これは難しい」のではなく、自分の基準が低すぎる場合もある。
「こんな疾患習っていない」
「そんな説明は初めて聞いた」
というのも、使っていた教材や講義内容がその程度でとどまっていたというだけで、学校外での要求はそれより高いレベルであったり。
ぬるい環境にどっぷり遣って、それ以上を見てこなかった自分が甘い、と言わざるをえないということもあるかもしれません。
そういった、知識レベルのズレは、複数参加の勉強会においては、
脅威になってしまうこともあります。
だからこそ、
今回は循環器についてもう少し深く勉強しよう、
今日は産婦人科の「基本的な」問題を口頭試問しよう、
のように「同じ目的意識を持った」相手を募って開催する、
というが理想ですよね。
● 真に有意義な勉強会の条件とは
こうしたことから、真に意義のある勉強会の条件が見えてきます。
各々の置かれた環境下によっては、実施困難な項目もあるかとは思いますが、
適宜、取捨選択していきたいものです。
・メンバーと人数、開催場所を精選する
少人数でやる?それぞれの成績は?性別は?自宅からの距離は?それともグループトーク?などなど
・扱う内容を事前にクリアにし、各自が担当範囲を予習してくる
問題集は何を使う?テーマは?講義ののち質疑応答?口頭試問形式?同じ問題を解く?
・参加者全員が丸々予定のない朝や午前中に設定する
各々の課題、自分一人での勉強時間を確保(勉強会のみの一日にしない)
・建設的な意見交換をする
その場で分からないものは「調べず」それぞれの課題とする、傷の舐め合い、罵倒し合いにならないようにする
・最後にその日の勉強会の達成度、次回への展望、各自の課題について振り返る時間をとる
方式の変更、フィードバックなど、勉強会の復習もする
......とまぁ。
こんなところでしょうか(´・ω・`)
そうそう。
今回の「勉強会論」について友人に語ってみたところ、
「細かい」
「何様や」
「根幹が面倒くさい」
「ゆうてお前落ちとるやんけ」
「ひゃくとんとは勉強会したくない」
との有り難いお言葉を賜りました!
(つД`)エーン
以上!(´;ω;`)ウゥゥ
ご清読ありがとうございました!
皆さんの勉強会に幸あれ!