※【注意】以下の記事を必ず読んでからご参照ください※
さて、各論へ移りたいと思います。
当然ですが。
各予備校についてひゃくとんが思ったことを淡々と書きます。
あくまでも私が聞いた・得た情報なので「間違っていることも多い」です。
『それは明らかに違うやろ!!』って方はコメントください、むしろ助かります。
※用語説明。
予備校生:本科生として校舎に通う浪人生。本科生と同義(ネット講座受験のみの人は含まない)。
新卒:国試浪人初めて、国家試験としては2度目となる受験生。
多浪:国試浪人2回目以上、国家試験は3度目以上となる受験生。
TECOMとは。
みんな大好き三苫先生(以下MTM)を中心とした、医師国家試験予備校としては老舗の予備校(大学受験でいう駿台のイメージ)。
概要や校舎の様子はHPにしっかり載っているので。
今回は サイトでは知りえなかった情報をメインに、まとめていきたいと思います。
生徒数やその構成比について
全国には予備校生だけで120名前後在籍している。
東京校は昨年度60名。定員は84名だが、例年60~80名で推移し、校舎を引っ越してからは定員満員になったことはないらしい。
(地方校ではたまに定員オーバーになることもあるとか。)
出身大学は国立:私立=3~4:6~7で、男女比は男性が7割。
合格率について
全国については非公表であるが、東京校の新卒に関しては40名中39名が合格しており、しかも合格者の全員が合格ラインを優に超えていたらしい。
残りの1名についてはそもそも年間を通して体調が優れず「実質的に100%」と声高々であった。
しかし多浪生については、東京校に関しては20名と教えてもらえたものの、受験人数ならびに合格者についてはよほど悪かったのか教えてもらえなかった。
TECOMとしては「そもそも多浪となると講義やテストの出席数が悪い生徒が多く、TECOM生としてカリキュラムを完遂していない」との見解らしく、カリキュラムに則って授業に出席していれば合格は十分に可能である、とのことです。
ちなみにTECOM1年生合格率*1は出したことないとのことでした。
MTMは講義を2回している!
前々から気になっていた、
「最新版SELECTは3月中旬から順次視聴可能なのに本科生はどうしているのか」
という質問をぶつけてみたところ、
「DVD用に1人で撮っている」との回答。
なるへそ。
そのため、本科生は「本科生のための生講義」をしているらしく、学生時代に見ていたものとは別物らしい。
(ちなみ生講義も収録はしており、本科生は自分が見た講義と選んで見られるとのこと)
実は短期通学コースもある
大々的には紹介していないが「見たい講座だけ生講義orDVDで受ける」という、大学受験では夏季講習などでお馴染みの方式の短期通学コースもやっている。
ただし、
・授業料は同じものをネット講座で取る場合の2倍以上
・DVDは講義時間の2倍の時間までしか借りれない
・授業時間の変更などが事前に連絡できない
など制限も多く、お勧めはしていないらしい。
去年から書きなぐりノートを配ってみた
MTM先生推奨勉強法である「アウトプットは真っ白なノートに書く、書きなぐる」をコンセプトに「書きなぐり専用ノート」を渡すようになった。
勿論強制ではないが、人によっては1年間で20冊になるひともいたらしい。
その他「誤解から正解へノート」という、間違えた知識まとめ用ノートもくれる。
こういったことを自らできない、背中を押してほしいひとには良いかも。
穂澄先生*2は脅威だった!?
他の予備校さんについて聞いてみたところ「穂澄先生は業界ではMTMと唯一張り合える『国試を自分で分析し、問題を解くための思考力を伝えることのできる先生』とベタ褒めであった。そのため、臨床力を養わせる孝志郎先生とタッグを組んでいた時代は非常に脅威であった」らしい。
またTECOMもチューターという名ではないが同じ業務をする事務が前々から存在しており、MECさんは宣伝が上手だなぁと嘯いていた。
MTMの引退は近い!?
本年度より臓器別メイン講座「SELECT」のなかで「呼吸器」と「感染症」については若手の先鋭、盛永先生が担当するとのこと。
MTMの高齢化(笑)、大学特任教授の多忙さもあるが、元々盛永先生はCBT講座や救急講座などを担当しており、その評価がすこぶる高いために本年度よりいよいよSELECTを任せてみようということになったらしい。
TECOMも遂に世代交代というわけですな。
実際に通っていた人達の意見。
・雰囲気は大学入試の予備校と一緒。最初は同じ出身校で固まるが決起会という名の立食会を機に交友関係が徐々に広がっていった。
・事務の方は向こうからは積極的に干渉してこないがこちらから相談するとかなりの事は応えてくれる
・本科生は千差万別だが、勉強に関しては皆非常に熱心だった
・出席率は4月が最高で第一回模試を機に減ってくるが、それでも全体の7~8割はきていた。
・他予備校の講座・模試を受けている人もいたが、TECOM教材の予習・復習だけでも時間はかなり掛かるので余裕ないかも。受けたとしてもラストメッセージくらい。
・本科生で不合格になった人は、出席率が悪い他に、講師の授業や意見に否定的・自己流の勉強法に拘る人に多かったと思う
その他、気になった点の箇条書きまとめ。
・出席確認は朝の一回のみ?
・自習室は時期によって段階的に閉館時間を延ばすスタイルだが、満席になることはない。
・Wi-fiはラウンジ(休憩室)のみ
・コピー機はモノクロ10円/カラー50円
・すぐ隣にある会員制フィットネスジムの割引券がもらえるらしい
・MECのことはすごく意識している空気を感じた。
私見。
MTMあっての予備校かと思いきや、上記の盛永先生をはじめ、公衆衛生の酒井先生など多くの優秀な先生が在籍しているようです。
どこの予備校もそうですが、メイン講座の先生のみで予備校を決めるのは安易なのだと思いました。
結局は。
実際に自分の目で確認して、そのときの直感的なものを信じてもいいのかなと。
むふふ。
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