※【注意】以下の記事を必ず読んでからご参照ください※
いよいよ、3大予備校としては最後であるMACの記事です。
ここまで引き続き読んでくださった皆さんには大変申し訳ないのですが。
ここでも、各予備校についてひゃくとんが思ったことを淡々と書きます。
あくまでも私が聞いた・得た情報なので「間違っていることも多い」です。
『ひゃくとん氏は間違ってるでござる!!』って方はコメントください、むしろ助かります。
用語説明。
予備校生:本科生として校舎に通う浪人生。MACの場合は「出席率80%以上」の生徒を本科生と呼んでいる(ネット講座受験のみの人は含まない)。
新卒:国試浪人初めて、国家試験としては2度目となる受験生。
多浪:国試浪人2回目以上、国家試験は3度目以上となる受験生。
MACとは。
医師国家試験予備校 -MAC- マック・メディカル・アカデミー・コーポレーション
東京校しかないせいか、はたまた現役生にも強気の値段設定でセールスしているせいか。
他校と比べると陰の薄い存在ですが、ハンバーガーでもiPhoneでもなく、医学教育を行っているレッキとした医師国会試験予備校です(大学受験でいうと野田クルゼやメルリックスのような、知ってる人は知っているというような知名度ですかね?)
概要や校舎の様子はHPにしっかり載っていますし。
今回もサイトでは知りえなかった情報を中心に、筆をとっていきたいと思います。
生徒数やその構成比について
本科コースは東京にしかなく、昨年度は合計30名弱在籍しているようです。
例年20~30名で推移し、特に定員は設けていないそう。そのせいもあってか、入塾締め切りは5月までと一番融通の利く予備校です。(講義自体は4月上旬から始まるのですが、直近国家試験解説がメインなので5月から入校でも十分間に合うとのこと。)
出身大学は国立:私立=3:7で、男女比は男性が8割。
合格率について
MACでは「出席率80%以上」の生徒を「本科生」としてカウントしており、昨年度は合/受=18前後/20前後の90%前後と個別説明の時点ではビミョーに濁された。裏を返せば、10名前後は出席率が悪く、合格率の分母にも加えないという姿勢はある意味潔いと感じました。
なお、過去20年の「本科生」の合格率は全国平均前後であるとのことで、MAC1年生合格率*1も95%前後と驚異的でありますが、他校が算出していないので比較できないのが悔やまれます。
MAC自身も影の薄さは自覚している。
知名度や在籍人数という面で比較してしまうと、どうしても日の目を見ることの少ないMAC。そのこと自体は予備校側も分かっているようでした。
実際、教室の大きさやロッカーの大きさは他校と比べると見劣りしますし、大教室のモニターもいまだ箱型ビデオデッキ。。。
しかし、敢えて少人数しかいないことで、通常の講義からゼミのような雰囲気であり、先生と生徒の距離が近いことを売りにしているようです。
実際の講義もいくつか閲覧しましたが、講義を受けている生徒に質問したり注意したりと、収録されていることを完全に無視して講義しているということはすぐに分かりました(笑)
あくまでも浪人生メインの予備校。
TECOMやMECと違い、大学単位でも浪人生と同等の価格設定*2でしか受講することのできないMAC。
そこには「目の前で聴いている生徒を1番に大切にする」という信念があるそうです。
だからこそ、現役生・既卒生という括りではセールスせず、「受講生」として平等に扱うのだと熱弁しておりました。
コウメイ先生はしばらくいない。。。
ブログ村のみならず、医学知識の疑問を検索するとよく目にするこのサイト。
臨床医のコウメイ先生という方が運営しております。
数年前からMACで教えていたのですが、都合により本年度からはMACを一時退職されるそうです。個人的には結構残念。
実際に通っていた人達の意見。
・人数が少ない分、いい雰囲気のなかで過ごすことができた。年によっては成績上位者が率先して勉強会を開いてくれたり、誰かが脱落しそうなときに引き上げてくれたりしていた。
・色々通ってMACで合格したが、メインのテキストは3予備校の中で一番良かった。
・1週間の範囲を次週にテストするので、ペースを掴み易い。
・模試の数は少ないので他校のものを受験する人が結構いた
・「Dr.Kのスーパーフレーズ」でお馴染みのK先生も年間を通して講義するので、ゴロ合わせは豊富に揃う
・勉強のやり方で悩んでいる人間が「ゴロでも何でもいいから合格したい」って悩んだときには良いかもだが、パンリンは思いの外伸び悩んでいる人が多かったように思う
その他、気になった点の箇条書きまとめ。
・出席確認は特にしないそう。
・自習室はTECOMと同じく段階的に閉館時間を延ばしていくスタイル。
・Wi-fiを使える教室は無し。
・コピー機はモノクロ10円/カラー50円。 先にコピーカードを購入して使う。
私見。
医師国家試験予備校界では、実際に利用していたor通っていた方が相対的に少なく闇のベールに包まれていました。
しかし実際に見学してみると、いい意味で「他の予備校と本質に変わりはないのだな」と思いました。
それは合格体験記からも明らかで、特に「はじめはマイナーな予備校であることに不安はあったが、いざ通ってみると自分に合っていた」といったような、年間の満足度は一番高い雰囲気も感じました。
やはり。
自分の目で見て自分で判断するのが一番!
ということなんですね。
これにて予備校比較記事はひとまず終了。
今度、自宅浪人していた先輩とお話するので、番外編という形でまとめられたらと思います。
ということで。
しばらくは日常ブログに戻りたいと思います。
ふもっふー。
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