国浪とんコツ日記。

真面目に不真面目なお医者、ひゃくとんによるコツコツ便り。

医師国家試験浪人生活・徹底比較!~ひゃくとん編~

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自分も書かねば、フェアではない。

 

こんばんは、ひゃくとんです。 

 

遂に3月最後の週末でしたね。

来週からはもう4月。

 

新生活や新学年にワクワクしていることと思います。

ゴロリ。

 

国家試験に不合格となってから季節も巡り。

月並みではありますが。

本当に、あっという間でした(´・ω・`) 

 

今日はそんな。

「ひゃくとんの」浪人生活についてです。

所謂、合格体験記ってやつですね!

ずんずん。

 

すでに。

この1年間で、皆さんにお役に立てる内容はまとめて記事にしておりますが。

 

ありがたいことに(?)

「ひゃくとんはどうやって過ごしてたの?」

「予備校行ってたの?それとも宅浪?」

「どうして男なんだよ!女の子だと思っていたのに!怒」

というご質問を仰山頂きまして。

 

この1年。

本当に、本当に多くの方々から応援を賜りましたゆえ。

『おまけ』という形で、全て公開したいと思います!!

 

 【最重要】はじめに。

ここで、皆さんに強調したいことが2つほど。

1つ目は。

「私の浪人方法は決して皆さんの参考にはなりません」

こちらについては、この記事も合わせてご覧ください。

 

hyakuton100t.hatenablog.com

 

 

そしてもうひとつ。

「私はこの方法で『本番の』成績が現役時よりも下がりました」

 

重要なので何度も言います。

 

ひゃくとんは、1年間の浪人生活で臨床の成績がダウンしました( ノД`)シクシク…

推移は以下の通り。

 

      110回                   111回                  増減(%)

必修     156点 (79.2%)        176点 (90.7%)            11.5

一般     134点 (67.3%)        144点 (72.7%)              5.4

臨床     456点 (76.8%)        390点 (65.0%)        △11.8 

 

来年度(112回)より、

一般と臨床は合計点にて合否を決定するという情報もあるなか。

こんな成績でありながら、自己顕示欲宜しく、

ブログとして自身の軌跡を記事にしているのには理由があります。

 

それは、ひとえに。

皆さんには、こんな不都合な浪人生活を送ってほしくなく、

ボーダーギリギリの点数で、ビクビクとした春休みを送って欲しくないからです。

 

だからこそ。 

「良くない浪人生の例」

として、この不毛で要領の悪い浪人生活をケーススタディとして学んでいただき、ぜひぜひ、反面教師として皆さんの浪人生活に役立ててください!

 

 結局ひゃくとんってどんな1年だったの?

まずは。

もったいぶらずに、私が実際に過ごした1年間について語りたいと思います。

 

簡潔にまとめると。

 

予備校Aに少しだけ通いほとんど行かなくなり(出席率15%以下)
予備校Bの模試を受け
予備校Cの友人と勉強会をし
自宅では予備校Dを受講しながら
E社の問題集を解く

 

という。

ハイパーお馬鹿な1年間を過ごしておりました(´・ω・`)

ででん!

 

そうです。

非常に効率の悪い、最悪の勉強計画の元に歩んでいたのです。

 

浪人が決まり、予備校へと通うことになるのかなと漠然と考えていたひゃくとん。

しっかし。

それぞれの予備校に、習ってみたい・受講してみたい講座が分散しており

「ここだ!」と決めるのにすんごく時間がかかってしまいました。

 

結果として。

「すべての予備校にちょっとずつ首を突っ込む」という、

1番やってはいけない予定に。。。

 

これが後述する、本番での成績downの原因の1つだと考えております。

 

 実際に受講したネット講座・模試一覧

● TECOM

 ・覚えることが減っていく!基礎力養成講座

 ・SELECT講座 

 ・TARGET講座

 ・公衆衛生講座

 ・必修問題予想講座

 ・救急対策講座

 ・ラストV講座

 

● MEC

 ・病態生理講座

 ・解剖生理講座

 ・臓器別対策講座

 ・症候学講座

 ・特別講座・治療薬

 ・サマライズ(メジャー・マイナー)

 

● MAC

 ・国試で問われる最速講座

 ・国試最短講座

 ・国試直前大予想講座

 

● medu4

 ・全講座(テストゼミ、究極マップ含む)

 

●その他、主に使用した参考書など

 ・QB voi.1~7(主にOnline ならびに QB Assistを利用)

 ・合否を決めた206問(井出冬章/医学評論社)

 ・「まとめてみた」シリーズ(天沢ヒロ/医学書院)

 ・year note 2016

 

●模擬試験

 ・TECOM  1~4

 ・MEC  夏・冬

 

……どうです。

凄い非効率でしょう?(ドヤァ

 

あれだけ「復習が大事!」と言っておきながら。

同じ教材での復習は多くて2周。

 

多教材を回すことで復習しようという、トンデモ理論で過ごしておりました。

 

おかげさまで。

大抵の医師国試予備校講師には詳しくなりましたね(笑)

 

 模擬試験の成績はどうだったの?

既にネットでの閲覧ができなくなっていたので、

ぱっと手元のあったTECOM 3 の結果を載せますと。。。

  

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こんな感じでした(´・ω・`)

他の模試も得点率はどの時期のものも、上記と同じくらいだったかと。。。

現役時代は、得点率は7割前半で推移していたかと思います。

 

※ 浪人生は自宅受験が可能であり、マークシートと同時に解説書も届くので「本番と乖離しすぎ!」「解説書見ながら解いたのでは?」との疑念に関しては、もはや信じて頂くしかないですね(汗

 

つまり。

模擬試験だけをみるならば、浪人生活によって成績は上がりました!

 

……ですが。

模試は、模試です。

本番ではギリギリでしたので、知識の定着率や本番力はお察しです。

ご質問が多かったので、ご参考までに。

 

 浪人したのに本番の成績下がっとるやんけ!

上記の通り。

極度の不安症から、手広く色々なものに手を出してしまった私。

 

今回、臨床の成績が大きく下がってしまったのは、これが一番の原因だと思います。

 

実際。

予備校に通ったり同じネット講座を見続けている方々は

総じて本番での成績がアップしていることからも自明で、

「同じものを何度も繰り返して味わう」

のが一番であったと痛感しております。

 

もう1つ。

こちらは気質的なものであり言い訳にもならないのですが、

ひゃくとん、極度の緊張症でして(´・ω・`)

人生で「本番」とつく試合・試験では、悉くカチコチでした。

 

無論。

殊に資格試験である国家試験に関しては「成績」が全てなので。

そういったメンタル事情や当日のコンディションも含めて実力だと思っております故。

 

成績低下の件に関しては、何も言い訳できません。

 

ですが。

ただ1つ強調させていただきたいのは。

「各予備校テキストは特色は違えど、どのテキストでも合格点は取れる」

ということです。

 

もし仮に。すべての講座をしっかり身に付けられてたならば。

「国家試験を徹底的に分析して作成された『あたらしい』テキストで学び」

「検査から治療までのアルゴリズムを『標的』にした講義で学びつつ」

「臨床力と予想力で『要約』された知識を学びながら」

「直前期には長年の講師力にて裏付けされた『大予想』で学んだ」

訳ですから、当然、臨床力は向上していたはずです。

 

何より。

私の最終的な目標は、本番で良い成績を取ることではなく、

国家試験に一刻も早く合格することでしたので、各テキストを絶賛したり批判したりできる立場にはおりません(;´・ω・)

 

その辺りも含めて、参考にしていただければと存じまする。

 

 めちゃんこ講座取ってるけど、浪人資金はどこから??

今回の浪人生活に関して、少しでも親に負担をかけたくなかったので。

6年間のバイト代を全て、上記のネット講座代・参考書代に回しました。

 

「そんなにお金あるわけないやろ!」

「各予備校のHPから項目コピペしただけやんけ!!」

ってくらい受講してますが……汗

 

学生時代の出費が少なく、欲しいものも安物が多かったので。

バイト活動に精を出し。

気が付いたら、結構な額を貯めていたんですよ。

(当然、学内試験の結果はお察しです苦笑)

 

しかし当然、それだけでは「年間の生活費」を賄うことが出来なかったので、

「今年もバイトをして生活費にしたい」と両親に打診したのですが。

「勉強に集中できるように」と、大学生活に引き続き、生活費を頂いておりました。

 

両親には本当に感謝です。

ひゃくとんの情けなさったらないですね(´;ω;`)ウッ…

 

ちなみに。

各予備校とも、ローンでの返済が可能ですので、

卒後、月に5万円ほどの返済能力があれば十分に通えると思いますよ!

 

 その他

 

上記の通り。

浪人生活はヒトによって様々です。

 

金銭的・環境的にどうしても予備校には通えない方。

 

だからこそ。

自分の信じた浪人生活を、是非とも続けてください。

 

youtubeでも述べましたが。


ひゃくとん氏と楽しく対談♪

 

間違った努力は、人を裏切ります。

 

そういった努力の方向性を見誤らないように。

予備校の説明会へ参加したり、講座サンプルを見たりして、

1年間、やり抜けそうな浪人生活を見つけてください。

 

このブログを含め。

インターネット上には様々な情報が流れています。

 

後にじっくりご紹介できればと思っているのですが。

新たな国浪ブロガーも誕生しています。

 

皆さんは、1人ではありません!

我々を上手に利用して、がっつり合格を掴みましょう!

 

いつもどうもです!

今回の記事も結構、ブログにしようか悩みましたが。。。

嘘や誤解なく情報を出したつもりです(*ノωノ)

 その他、ご質問があればぜひぜひ!


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医師国家試験浪人生活・徹底比較!~medu4編~

※【注意】以下の記事を必ず読んでからご参照ください※

 

hyakuton100t.hatenablog.com

 

さてさて。

昨年度、各予備校の説明会の内容を比較し吟味するために始めたこの企画。

 

正直。

「medu4編」については記事にするかどうか悩みました(´・ω・`)

 

理由としましては。

・昨年度(2016年)が開講初年度であること

・medu4オンリーでの国試浪人生数が未知数であったこと

・ネット講座という性質上「合格率」という観点からは比較しづらいこと

・穂澄先生にお会いしたばかりで恥ずかしい(*ノωノ)←

 

などが挙げられます。

 

しかし。

先日、実際に穂澄先生にお会いした際。

「是非とも、気にせず自由に書いてください!」

というありがたいお言葉を賜ったので。

 

いつも通り、自由に書いちゃいます!

しゃきーん(`・ω・´)

 

穂澄先生との対談動画はこちら!


ひゃくとん氏と楽しく対談♪

 

とはいいつつも。

上記の訳があるため、この記事に関しては。

テイストとしては既存の類似記事と同様のテンションで書かせていただきますが、

「昨年度、実際にmedu4の講義を使用した6年生ならびに国試浪人生のナマの声を、ひゃくとんなりに収集・まとめさせていただいたもの」

という視点で閲覧いただければと存じます。

 

いつにも増して。

あくまでも私が聞いた・得た情報なので「間違っていることも多い」です。

『ひゃくとん、ホンマに受講してたんかい!?』

って方はコメントください、むしろ助かります。

 

 用語説明。

予備校生:本科生として校舎に通う浪人生。medu4には2017年4月現在、

     校舎による生講義はないため、今回の場合は「他予備校生」と同義。

医師国家試験対策、新時代に突入!~medu4とは~

 

medu4.com

 

※ リニューアルにより新サイトへ。2016年までの旧サイトは こちら

 

医師国家試験過去問データベース – Database of Japanese Medical Licensing Examination

 

PCやスマートフォンの普及により、世界は大きく変わりました。今後、デジタル化の波はさらに加速し、生活はより便利になっていくはずです。その波の中で医学教育(Medical EDUcation)、さらには世界の教育の中心にありたい。そうした願いをこめ、medu4(メデュフォー)を結成いたしました。

                  ※ 上記HP内「当サイトについて」より引用

との言葉にもあらわれておりますが。

大手予備校にて教鞭をとっていた穂澄先生が、

退職後に『第4世代医療教育集団』として立ち上げた医学情報発信サイトです。

 

大学受験予備校で例えるならば、

Z会や学研ゼミのような位置づけでしょうか。

 

最新(2017年度)のサイト説明についてはこちら。


medu4 SCHOOL 2017始まりました!

 

上記のリンクの通り、medu4は校舎のようなものは存在せず、

・ネット講座による医学教育

・医師国家試験過去問のフリー閲覧ならびに解説、各問題議論掲示

という2本柱で運営されております。

 

ネット講座のテキストに関しては、

「申し込み後にpdfファイルをダウンロードし、利用する」

というシステムなので、カスタマイズし放題!

 

繰り返し印刷して穴埋め問題集として利用したり。

問題演習部分だけ持ち歩いたり。

タブレットに直接書き込んで学習したり。

 

まさに、第4世代の名の通り、最先端の受講形態です。

 

また、主宰である穂澄先生はデジタル医療教育に熱心な先生であり、

youtube内に医学関連の無料動画もUPしております。

予備校本科生も受講、驚異の認知率!

medu4 SCHOOLに関しては、活動開始が昨年度(2016年4月~)であるにも関わらず、

その知名度は驚異的であり、Twitterや口コミを通して多くの受験生・医学生に知れ渡っていることは、穂澄先生のTwitterフォロワー数増加率や過去問データベースでの書き込み数からもお分かりいただけるかと思います。

 

その受講者は、受験生である6年生や自宅浪人生に留まらず。

目の前の講師の講義内容に不信感があるのか大手予備校の本科生にも受講者がいたほどです。

 

これだけ情報に溢れているネット社会。

医学生も御多分に漏れず、常にアンテナを張っていたということですね。

 

新機軸「テストゼミ」の凄さ。

今回、実際にmedu4 SCHOOLの受講生に意見を伺ったところ、

その殆どの方が「受講して良かった!」と声を大にして大絶賛していたのが、

「国試横断テストゼミ」です。

 


【国試横断テストゼミ・Intro】10月後半からの学習スタンス

 

国家試験の過去問やオリジナル問題の演習セットを、まず自分で解き。

解説講義を聴いて、採点しながら反省と次回への改善点を記していく。

 

という。

今までの予備校業界にありそうでなかった、問題演習型ネット講座です。

 

自分だけでしっかり考えて解答へたどり着いた後、

実際に先生が解く「思考のプロセス」を追体験することで、

その学習効果は絶大なものとなります!

 

また、復習のチェックや各論への知識の広げ方など。

まるで自分の間違った学習法が見られているのではというほどの的確な指摘は、

まさに国試研究家であり、長年個人指導に従事してきた穂澄先生の真骨頂です。

 

「予備校」は今や「通う」場所ではない!

先日、穂澄先生ご自身がyoutube内にこのような動画をUPしました。


予備校には通うべきか

 

まず大前提として、私も。

「予備校へ通う絶対的な必要性はない」

という意見の立場です。

 

特に国試浪人生にフォーカスを当てますと、

卵が先か、鶏が先か、という問題はありますが。

『そもそも予備校に通って合格した人間は、

予備校に通わなくっても合格できたポテンシャルがあった人間である』

という自負があります。

 

ひとえに予備校といっても、学習環境や勉強計画は導いてくれますが、

実際に通い、講義を受け、小テストに挑み、自習室で復習するのは

受験生本人だからです(´・ω・`)

 

本当に自己管理能力がない人間は、予備校にすら通わなくなります。

そのような、最も救われるべき本科生・多浪生が何故か、

本科生名簿や予備校在籍者国家試験受験者から抹消されている現実は、

ビジネス面を考慮したとしても、真に予備校と呼ぶべきではありません。

 

既に6年間大学で医学を学び、

過酷な試験の数々を修了したという「証書」を受け取っている以上、

各大学のOB・OG宜しく「合格の素養」は絶対にあるのです。

 

結局。

予備校に通う本科生が金銭で買っているのは学力ではなく、

1人で勉強計画を実行できるか・合格できるのかという「不安」そのもの

だという事実は忘れずに、自分と向き合ってもらえればと思います。

今後はTwitterで繋がっているあの先生も!?

ここからは予想の観点の域を出ないのですが。

穂澄先生は現役・退職問わず、医師国家試験講師の先生方と幅広く交流しているようです。

 

昨年度は直前期に総勢5名の先生方と「わらしべ国試チャレンジ」*1を開催し大いに盛り上がりました。

 

現在のフォロー&フォロワーの先生方に留まらず。

穂澄先生と繋がっている&面識のある先生が、今後medu4講師として教鞭に立ったりコラボ企画に参加したりする可能性は大いにあります。

 

今やすべての大手予備校から注目を集めているmedu4。

今後も動向には目が離せないですね。 

実際の受講生の意見。

・MEC時代の穂澄先生から継続する形で受講。分かりやすさは勿論、マイナーから公衆衛生も穂澄先生なので、国試全範囲をどんなふうに解いているのかが分かって感動した。

・個人的な1番の魅力は安さ。全部受けても10万円前後の受講料で十分に合格できる分量の過去問を学べるのは大きい。

・動画配信日が流動的なのはつらかった。

・自分で印刷して、パンチで穴をあけるのが苦痛だったのでタブレットを購入して、直接ファイルに書き込んでいた。

・客観的に知識をアウトプットする場がテストゼミだけなので先生の推薦通り模擬試験を受験した。

・ほかの予備校と比べると掲載問題数が少ない(補足:少ないといっても、総数はTARGETと同じくらい)のが気になったけれど、だからこそ、選ばれた問題なんだと判断して何度も繰り返して覚えた。

・各論では左ページにまとめ、右ページに臨床像(典型例の国試過去問)という構成になっていて一目瞭然。その反面、すべてそのようなページ構成になっているので、ノートに書き込んだ位置などで記憶することの多い人にはひと工夫必要かと。

・直前講座(国試究極MAP)は一般知識を確認するのには最適だった。ただ、臨床問題に不安のある人は模試の復習のほうにウエイトを置いたほうが伸びるんじゃないかと感じた。

・具体的な受講者の数が分からなかったので「周りでmedu4取ってるの自分だけなのでは」と不安になっていましたが、試験会場では究極MAPや印刷されたmed4u4テキストをもってきている人がチラホラいたので安心しました。

・過去問データベースは無料で閲覧出来て、検索もしやすいので大いに活用したが、コメントのなかには明らかに不必要な書き込みが残っていて2chみたいになっている削除など対応して欲しかった

・宣伝動画だけではせっかくのチャンネル開設がもったいないので、もっとyoutuberとしての活動を増やしてください。

 

私見

再三に渡り申し上げてきましたが。

「合格」というもののみにフォーカスを当ててしまえば、

どの教材・予備校・ネット講座を利用しても合格はできます。

 

そして、穂澄先生のおっしゃる通り。

medu4だけでの国試合格は十分可能です。

 

最重要なのは。

自分の選んだ国家試験対策を、最後まで信じてやり抜くこと。

 

同じものを何回も何回も繰り返し、

問題の意図、講師の解説をかみ砕いていけば、

必ず成績は上がります。

 

選択肢がたくさんあると、

どうしても気になってしまうものですが。

 

自分の大好きな先生と、

二人三脚で進んでいく気持ちで。

 

しっかりじっくり、

ズンズン勇往邁進できる対策を選んでください!

 

「クリックしてちょー」


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……。

などという、ふざけた態度でバナークリックを請うていた頃の自分を戒めたい(´・ω・`)

*1:Twitterアカウントで情報発信する医師国家試験業界の著名な先生方が、日替わりで国試の重要事項・予想事項を出題。

【受験生必読!】 「合格体験記」の読み方、使い方。

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ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム。 

 

どもども、ひゃくとんです。

 

最近。

人生で初めて、「GU」の無人レジを経験しました。

商品を入れるだけで瞬時に精算してくれる最先端テクノロジー。

想像していた以上にスムーズで、是非とも全国に普及して欲しいです!

 

やはり。

何事も実際に体験してみることが大切ですね。

たいめいけん

 

体験といえば。

この時期になると、国家試験合格者の方々の声を聴く機会が多くなりますよね。

 

予備校のHP上だったり。

某出版社のメルマガであったり。

 

もちろん。

私が参加している「ブログ村」の医大生の皆さんも、

ご自身の軌跡について各々が熱く語っております。

 

そこで今回はこの、

「合格体験記」について書いてみようかと思います。

ずんずん。

 

これから国家試験の勉強を始めようと思ったとき。

その情報源として、無料で手に入れることができ重要な情報がてんこ盛りなものが

『合格体験記』です。

 

後輩の皆さんの中には、上記の体験記を参考にして勉強計画を立てようかと考えている方もいるのではないでしょうか(´・ω・`)

 

しかし。

 

合格体験記というものは、その「読み方・使い方」を間違えてしまうと、

かえってマイナスに働いてしまうことがあります。

 

つまり。

 敢えて、語弊があるように申し上げますと、個人的に。

合格体験記はそのまま読んでいるだけでは殆ど役に立たない

と考えております。

 

もちろん、これだけですと。

全ての6年生ブロガーを敵に回すこと

になりますので。

しっかりじっくり解説したいと思います!

 

怒りを鎮め最後までお付き合いを(´;ω;`)ウゥゥ

 

例えば。

「ひゃくとんのこれまでの歩み」を書いたとして。

 

国試浪人となってしまった方々には多少参考になるやもですが、

大多数である現役生にとっては

「8月まで実習あるんですが……」

「浪人は良いよな!卒業試験がなくって!(憤)」

となること請け合いです。

  

下記にも述べる通り。

国家試験対策というものは。80大学あれば当然、80通りの対策が講じられています。

 

ということは。

ご自身が受験生となった場合には、まず。

「直近の出身大学のOB・OGに相談する」というのが最優先かと思います。

 

国家試験に準拠した形式での卒業試験であったり。

毎週のように科目別の試験を行ったり。

そういった、それぞれの試練を乗り越えたうえで、

並行して個々人の国家試験対策に講じ、同じ環境下で国家試験を乗り切った先輩の助言よりも有用な情報はありません。

 

そうは言いつつも。

部活動や委員会へ参加していなかったり、

卒業試験がなく、自分だけで計画を立てなくてはいけない方もいることでしょう。

 

それらを踏まえたうえで。

ネット上に数多く存在する「合格体験記」をどのように読み解くべきか。

ポイント別にまとめていきたいと思います!

 

① 共通点を探す

合格体験記は文字通り、その試験に合格した人の体験談が書かれています。

 

が。

これらのまとめは、まさに”体験談”であり、

主観的な感想も少なからず含まれています。

極端な言い方をしますと。

合格者の記述にはある程度の誇張が含まれているものです(´・ω・`)

 

特に注意すべきは、

その体験記を書いている人の独自の状況・環境による体験を、

一般化(普遍化)してしまって書いていることが多々あるという点です。

 

例えば。

「私は朝型で上手くいった!受験勉強は絶対に朝にやるべき!」

という意見は科学的には効率が良いのですが、

環境によっては毎朝勉強時間を確保するのが難しい場合があります。

 

ストレスなく勉強できる環境が最も重要ですので、

直前期に試験のリズムを作る時期までは、

自分に1番合ったスタイルで継続することのほうが大切かと思います。

 

 要するに。

無理せず、縛られず、得られた情報を鵜呑みにせず。

あくまで参考意見である、というスタンスは崩さないようにするべきです。

 

と同時に。

「明らかに独創的」なものに関しては、ばっさり不採用にすることも必要かと思います。

 

合格体験記の中では。

分析後に客観化できる情報こそが貴重な情報

です。

 

そのために。

集中して読むべき箇所は、タイトルにあるように「共通点」です。

 

この共通点というのは、

自分の環境というのも勿論ですが、

「他の合格体験記との共通項」も参考になります。

 

※ ここで「国試対策は『みんなと同じ』問題」の真意についても、1つ。

 

例えば。

大学別のネット講座選択に関して、B社よりA社のほうが受講者が多いというのは。

「A社のほうが、カリキュラム的に学習しやすい大学が多い」のであって

「決して『A社のほうが受講者が多いから良い講座に決まっている』」のではありません。

 

ちまたでは、

「受講者が多いものを選択したほうが、受講していないのに差がつくのでは」

「皆が解いているのものを自分も解いていないと不安」

という意見が散見されますが。

 

400~500問もあれば、ガイドラインの疾患数から考えても、

そもそも受講講座のみで差がつくはずがありません。

 

ちなみに。直前期の最後の言葉や最後の勝利にて、

先生が言っていた言葉を信じてしまったが故に「差がついてしまった」問題もいくつかあります。

 

「皆と同じことをやろう」は

「皆と同じ問題集を解き、同じネット講座を受講しよう」という意味ではありません。

 

皆さんが会話に挙げている時点で。

「みんなが知っている」という時点で「みんながやっている対策」です。

その点に関しては安心して、貫いてください。

 

② 合格体験記を「研究」してみる

少し話題が逸れてしまったので戻していきますと。

上記の「共通点探し」をする上で最も重きをおくべきなのが、

「合格体験記の研究」です。

 

国家試験に限らず、合格体験記というものは、

ある程度書かれている内容が形式通りであり、

見る側もそれを期待して読んでいるところがあります。

 

例として。

・1年間の大まかな勉強課程と具体的な勉強量

・科目別対策法

・模擬試験の結果と推移

・実際に使用した教材とその感想

・やる気やモチベーションの維持について

・試験当日のの過ごし方

・その他気を付けていたことや失敗談

などなど。

 

そのなかから、

自分に合致した情報を取捨選択していくと、

合格体験記は非常に有用な情報源となり得ます。

 

無論、何度も申し上げている通り。

我々は「医師国家試験合格」という共通の通過点目標に対して、

なんと80通りものカリキュラムが用意されていますので、

そのあたりは検討したうえで読んでいくべきです(`・ω・´)

 

とにもかくにも。 

上記の共通項を探すために必要なのは。

「合格体験記の研究」です。

 

あまり時間を掛けず、ざっくばらんでいいので。

合格者それぞれの合格パターンを分析してみましょう!

 

ここで欠かせないのは。

自分との共通項を明確にするためにも、

自大学の合格王道パターンもしっかり把握しておく

ことです!

 

具体的には。

・実習はいつまでか

・卒業試験の時期は?留年者数は?

・国家試験合格率は?

といった客観的情報から。

 

・ネット講座選択は個別か、大学単位か

・受講の時期は?(実習、卒試とのバランスは?)

・勉強合宿や特別講義のようなものは存在するか

といった大学固有の問題まで。

 

それらを踏まえますと。

例1)夏まで実習、卒試11月、卒業留年5人、国試合格率90%

例2)6年次はほぼ実習なし、卒試8月、卒業留年10人、国試合格率85%

例3)春まで実習、卒業試験9~11月(毎週)、卒業留年20人、国試合格率95%

例4)夏まで実習、6年次卒業試験なし、国試合格率90%

 

以上の架空のデータだけから考えても、

例1大学の合格体験記は例3大学の受験生に役立つ情報は少なく、

例4大学の合格体験記は、例2大学の受験生の秋以降対策に役立つ

ことが分かってもらえるかと思います。

 

少し補足しますと。

卒業試験が国家試験と乖離していても、自大学の合格率が高いならば、

ビッグデータが物語る確率(教育)を信じるべきだと思います。

 

(大学によっては予備校とツーカーな場合もあり、卒業試験や小テストが国試浪人生の学内テスト(本科生向け試験)と同一だったりしている可能性があるためです)

 

これらのデータは同時に、

模擬試験と実際の合格率との差も説明できるかと思います。

 

端的にいってしまうと。

模試の偏差値にあまり意味はない最大の理由は、

80大学通りの勉強法が存在するから、ですもんね(*´▽`*)

 

③ モチベーションアップのための体験記も見つけよう

合格体験記というと、

通常はそこから何らかの受験勉強に役立つ「情報」を
入手しようとして読むわけですが。

 

私が過去に合格体験記から得たものは「情報」だけではありません。

 

1番に学んだことは。

「精神」であったと思っています。

 

これは、受験に向かう「テンション」や「やる気」と言い換えることができますね。


要するに。

受験に関する知識としての情報だけでなく、

そこに書かれてある苦楽のストーリーから、
これから自分もその同じ土俵に参戦する上でのモチベーションを注入してもらっていました。


やはり。

合格した人たちの言葉というのは、講師の先生から得られる言葉とは

また違う身近さとリアリティがありますもんね。
 
そこから単に「情報」だけを得るのが目的であれば、

一度読めばもう読まなくても良い体験記となってしまいますが。


「勉強する支え」を得ることも目的にしておくと、
体験記が、自分自身の勉強に対する活力そのものとなります。


体験記を何人分か読んでいくと、
「おお、この人はすんごい!」
「この人の記事を読むとめちゃんこテンション上がる!」
という人の体験記と出会うはずです。

 

そのような体験記は、

いつでもパッと読み返せるようにしておくことをオススメします!

 

つまるところ。 
これから受験生活をすごしていくにあたり、
座右の銘ならぬ

「座右の体験記」

が1つでも多いとすごく安心できますし、

勉強に向かう集中力にもプラスの影響を与えてくれます。

 

単に情報収集の意味だけではなく、
エネルギー収集のつもりで体験記を
いろいろ読んでみてください。

 

。。。

 

先輩方の言葉は、自分の成長記録として残してあるだけではなく、

ひとえに、後輩の皆さんへ少しでも役に立てればという思いがいっぱい詰まっています。

 

その迸る熱いバトンの数々をぜひとも受け取って、

がっつり自分のものにしてみてくださいね( *´艸`)

 

いつもどうもです!

毎度長くて申し訳ないです。。。


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